このページの本文へ

四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第94回

伝説の電子楽器をツマミに酒を飲む~浅草エレキスポット巡礼

2012年05月19日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

伝説の電子楽器を前に、絶品鹿肉ソーセージがいただける
「オンド・マルトノ・カフェ」

東京都台東区浅草2-4-8
18:00 ~ 23:00
http://asaden.net/


 いよいよオンド・マルトノ・カフェへ。ご主人の尾茂さんが4ヵ月をかけて改装したというお店は、狭いながらも工夫が満載。なんとカウンターはオンド・マルトノの鍵盤が埋め込まれていて、天井に埋め込まれたスピーカーと真空管アンプで店内BGMを再生していた。

 まず、本物のオンド・マルトノの音が聴けるというので、特別に来ていただいたオンディスト(オンド・マルトノ奏者をこう呼ぶ)Ayakoさんと共に、ショールームとなっているカフェの2階へ上がる。

 オンド・マルトノは、微妙な押圧を受け付けるトゥッシュ(フランス語でtouche。英語でtouch)というボタンで音量を操作しながら、鍵盤かリボンで音程を取る。鍵盤も横に揺らすとビブラートがかかるのだ。実際にやってみると、テルミンよりはるかに音程が取りやすいし、トゥッシュの力加減で微妙な表現もできる。演奏動画はこちらをどうぞ

ご主人の尾茂直之さん(50歳)と、本職はグラフィックデザイナーのjunjiroさん(28歳)。junjiroさんはiPadアプリのデザインも担当。

2階にはこの細い螺旋階段で。太るとたぶん出入りできない。降りるのも大変なので、ワインを飲み過ぎてヘベレケになる前に上がったほうがいい。

2階には2台のオンド・マルトノが。こちらはアトリエ・モーリス・マルトノの製造によるオリジナル最終型。デジタル方式。

こちらは浅草電子楽器製作所のオンド・マルトノ。音源はアナログ。音を鳴らし始めたら近所の人が寄ってきた。写真は2軒隣にあるfette panissa(フェッテ パニッサ)のご主人。ひよこ豆で作るフェッテとパニッサの専門店で日本初のお店らしい。

このリングに指を入れてリボンを操作。

リボンの下のレールには白鍵と黒鍵の位置を示す凹みとリベットが打ってあり、これを指でなぞる感じで弾くと音程が取りやすい。

操作盤のトゥッシュの代わりにペダルでの操作も可能。これは浅草電子楽器製作所オリジナルのへダル。Ayakoさん曰く「凝り過ぎ」。

オンド・マルトノ専用スピーカー「ディフュズール」。これは「パルム」と呼ばれるタイプで、アコースティックギターのボディのような筐体に弦が張られ、独特の残響を得る。

こちらは「メタリック」と呼ばれるディフュズールで、銅鑼が吊るされている。オンド・マルトノにはこうした複数のディフュズールが接続可能で、操作盤からそれぞれオンオフと音量が調整できる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン