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au&HTCが日本特化端末! WiMAX&おサイフ入り「HTC J」

2012年04月20日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 HTC Nipponは都内で製品発表会を開催。2月に発表があった、HTCとKDDI共同による日本市場向けにカスタマイズしたスマートフォンの第1弾「HTC J ISW13HT」を発表した。発売は5月下旬以降を予定している。

海外でも出たばかりの最新端末をベースに
日本向けに徹底的にカスタマイズ

 肝心のスペックがスゴイ! グローバル市場でも4月頭に発売されたばかりの「HTC One S」がベースと思われ、そこから日本市場向けにカスタマイズ。HTC Oneシリーズの目玉である、Android 4.0搭載や高速&高画質カメラや音楽機能はそのままに、おサイフケータイ/ワンセグ/赤外線通信という、国内向けAndroidスマホにおけるいわゆる三種の神器を搭載した。

 かといって、グローバル端末にただ三種の神器を載せただけではない。HTC Jと製品名からして、独自モデルであることからもわかるように、それ以外の部分でも国内ユーザーへの配慮がそこかしこに見られる。

 まず通信規格は、3Gにプラスして、下り最大40Mbpsの「+WiMAX」に対応。もちろんテザリング機能も利用できる(3Gは下り最大9.2MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応しないのがやや残念)。

 また、HTC One Sでは背面全体が開かず、バッテリー交換も不可だが、HTC Jでは交換が可能に。しかもバッテリー容量は1810mAhと大型。さらにmicroSDカードの追加にも対応している。カラバリも標準的なブラック/ホワイトに加え、レッドが用意されている。

 ユーザーインターフェースでもHTC Oneシリーズに搭載されている「HTC Sense 4」から、おなじみの時計ウィジェットを半透明化するなど、HTC独特のバタ臭さが薄れて(HTCファンには逆にちょっと残念?)、日本のユーザーでも自然に使いこなせそうな外見だ。

海外ではあまりなさそうなレッドのカラバリが魅力

 それ以外の主要スペックは、ベースと思われるHTC One Sとの共通点が多い。ディスプレーは4.3型有機ELで、画面解像度は540×960ドット。CPUはデュアルコアながら、最新の第4世代Snapdragonで1.5GHz動作。カメラは約800万画素の裏面照射型CMOSを採用。レンズが開放F値2.0という明るさも魅力だ。

 最後にもう1点注目すべきは本体サイズ。auが導入していたHTC製端末はいずれも大型だったが、HTC Jは約66×132×10.0mm/約142g。薄型が強調されているHTC One Sに比べると(65×130.9×7.8mm)、さすがに大きいが、機能を考えると納得がいくもの。ただし、防水には対応していない。

 発表会の模様やタッチ&トライ会場での製品レビューはのちほど掲載予定なので、お楽しみに。

au「HTC J ISW13HT」の主なスペック
メーカー HTC
ディスプレー 4.3型有機EL
画面解像度 540×960ドット
サイズ 約66×132×10.0mm(最厚部11.2mm)
重量 約142g
CPU Snapdragon S4 1.5GHz(デュアルコア)
OS Android 4.0
WiMAX対応
WIN HIGH SPEED ×
国際ローミング CDMA/GSM/UMTS
カメラ画素数 リア:約800万画素CMOS(裏面照射型)/イン:約130万画素
バッテリー容量 1810mAh
FeliCa
ワンセグ
赤外線
防水 ×
Eメール(@ezweb.ne.jp)
Cメール
連続待受時間 約310時間
連続通話時間 約560分
カラバリ レッド、ホワイト、ブラック
発売時期 5月下旬以降

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