auの2012年夏スマホは、全6機種が最新のAndroid 4.0を搭載する。うち4機種はWiMAX対応端末で高速通信面も充実している。ここでは、端末展示会場で実機に触わって分かった特徴をピックアップし、写真とともに見ていこう。
Tegra 3搭載の最強ARROWS
ARROWS Z ISW13F
富士通製のWiMAX対応スマホは、2011年に発売された「ARROWS Z ISW11F」に続き2機種目となる。ガジェット好き20~40代男性がメインターゲット層とのことで、あえてゴツイ感じにしたというワイルドなデザインが印象的だ。
搭載するCPUは1.5GHzの4コア「NVIDIA Tegra 3」。プリインストール済みの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 4 エピソードII」をプレイしてみたところ、きわめて快適にゲームに没頭できた。ただし、そのぶんCPUに負荷がかかるため、約3分ほどで背面が熱を帯びてきた。説明員によると、発売時までには本体の発熱を可能な限り抑えたいとのことだ。
ARROWSシリーズのスマートフォンでは初めて、背面に指紋センサーを搭載する。覗き見を防ぐ「プライバシーモード」の切り替えに利用できるほか、軽く押し込んでから指でなぞることで、画面に触れずに画面ロックを解除できるのが便利だ。
プライバシーモードで隠せるのは、特定の連絡先や、その人から来た電話の着信、新着メール。ブラウザーのブックマークや特定の画像のほか、ホーム画面に貼り付けたアプリのアイコンやショートカットも非表示にできる。
面白いのが「プライバシー新着通知」。プライバシーモードにしている間は、連絡先で非表示にした人からのメールや電話が来ても、自分にも通知されなくなる。そこで、プライバシー新着通知で任意のバッテリーアイコンを選んでおけば、非表示にした人からのメールや電話があるとアイコンが微妙に変化し、自分だけ着信に気付ける。
持ち主がどういう状況でスマホを利用しているのかを瞬時に判断する専用LSIを新搭載し、よりきめ細かな操作を自動的に行なえるようになった。とくに重宝しそうなのが、歩行中にメールやブラウザーを見やすい大きさに拡大し、立ち止まると自動的に元の縮尺に戻してくれる「あわせるズーム」。
また、横画面になった直後に端末を2回以上振ると縦画面に戻してくれる「戻ってシェイク」は、ゴロ寝時に便利そう。画面の自動消灯を設定してあっても、端末を手に持っている間は点灯したままにしてくれる「持ってる間ON」も地味に気が利いている。
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