一生懸命撮ってみました
食材の質感や立体感が大切ということが分かりました。そして、「いいね!」してもらうためには、気の利いたコメントも重要です。「質感」、「立体感」、「コメント」を呪文のように繰り返し、繰り返し考えながら一生懸命撮ってみました。お弁当も、コンビニ弁当ではなくて、奮発して伊勢丹で1000円(正確には930円)の「竹籠弁当」を買ってきました。
まずは、「さすが伊勢丹の1000円弁当は彩りが素晴らしい」というコメントがつけられるなと思って撮ったものです。
次は、「プチトマトの甘さに1000円の価値」というコメントを思いついたので、プチトマトを中心に撮ってみました。
竹籠の容器から駅弁を連想して、駅弁風にするとどうなのかなと思って撮りました。これは面白い写真になるのではと意気込んだのですが、結局、「伊勢丹の1000円弁当も東京駅の駅弁風に撮ると普通」というあたりに落ち着きました。
最後は、カタログ風にするとどうなるのだろうと思って撮ったものです。やっぱり「伊勢丹の1000円弁当に街の弁当屋風に撮ると味が単調そうに見える」というコメントしか思い浮かびませんでした。カタログ風の写真では、「いいね!」がもらえないというのを実感です。
全部の写真を、コメント付きでデスクにみせたところ、「『いいね!』は共感の表現なので、Facebookに載せるのなら、彩りが素晴らしいというコメントをつけた写真でしょう」と、暖かい助言をもらえたので、さっそく掲載してみよう思います。結果がどうなるのかが楽しみです。
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Facebookで「いいね!」が欲しいと思って始めたお弁当写真の撮り方ですが、食材の質感や立体感の大切さを気づかせてくれたのは、『プロが教えるデジカメ撮影テクニック』という本です。お弁当の質感や立体感を表現するためにはどうすればいいのかという方法が、イラスト付きで紹介されていました。
イラストのように撮ったのがこの写真。
『プロが教えるデジカメ撮影テクニック』では、プロカメラマンで著者の三浦健司氏が、質感や立体感を表現するためのライティングのコツだけではなく、背景色は何色を選ぶのか、おかずの盛りつけなどのあしらいについてまで詳しく解説されています。
人でもモノでも、どこから光をあてるのか、光をどのようにコントロールしてハイライトや陰影をつけるのかという撮影のテクニックだけではなく、撮影対象をどのように“飾る”のかというあしらいまで、もっと詳しいテクニックを知りたい人は『プロが教えるデジカメ撮影テクニック』をどうぞ!
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