ビジネスにもホビーにも使える納得のパフォーマンス
続いて、Folio13のベンチマーク結果をご覧いただこう。まずは、Windows 7の快適さを示す指針となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」から。
メモリーが「7.2」、プライマリハードディスクが「7.5」と、この2点についてはスコアがかなり高い。CPUも「6.3」とまずまずのスコアだ。グラフィックスが「4.7」と最も低いが、Intel HD Graphics 3000の性能を考えれば妥当な値だ。その一方でゲーム用グラフィックスが「6.1」と高めなので、高いグラフィックス機能を必要とする処理でも問題ないだろう。
マシンの3D性能を計測する「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードでの総合スコアが「P1542」という結果に。決して高いわけではないが、軽めの3Dゲームならストレスなくプレーできるレベルだ。CPUのスコアは「6401」と高いので、ゲーミング性能は低くはない。
マシンの総合性能を測る「PCMark Vantage」では、総合スコアが「9024」とかなりの好スコア。スコアを個別に見てみると、やはり「HDD Score」がバツグンに高い。SSDによって、マシンがキビキビ動くことが分かるだろう。
ちなみに、マシンに高い負荷がかかった状態でも排気音は低めで、気になるレベルではなかった。本体背面を見ると液晶ディスプレーのヒンジ付近に排気ファンがある。スピーカー付近は手で触れることも少ないため、発熱による温かさを感じる場面はなかった。
また、標準収録ソフトの「CoolSense」を利用することで、マシンの表面温度をコントロールできる。設定をオンにしておくと、マシンの稼動状態に応じて、パフォーマンスやファンが自動的に調整されるのだ。
見た目はシンプルながら
価格とスペックは野心的
Folio13を総合的に見てみると、かなり使い勝手のいいUltrabookだといえる。デザインは比較的スタンダードな印象だが、スペック面は十分以上に使えるレベルだ。さらに、キーボードやディスプレー、スピーカーなどもワンランク上の使い心地である。これで直販価格7万9800円は、かなりお買い得だといえるだろう。携帯性も十分で、モバイルノートとして利用できるのもうれしい。仕事や趣味、ゲームなどあらゆる場面で使えるメインマシンとして、あるいは機動力に優れたサブノートしてなど、さまざまなニーズに応えられるオススメのUltrabookだ。
主な仕様 | |
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製品名 | HP Folio13 |
価格 | 7万9800円(HP Directplus直販価格) |
CPU | Intel Core i5-2467M(1.6GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM65 Express |
メインメモリー | 4GB DDR3 SDRAM PC3-10600(最大4GB) |
ディスプレー(最大解像度) | 13.3型ワイド HDウルトラクリアビュー(1366×768ドット) |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) |
ストレージ | 128GB SSD |
光学式ドライブ | ― |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 2.0端子、HDMI端子 |
カードスロット | 2in1メディアスロット(SD/SDHC、マルチメディアカード対応) |
サウンド機能 | 内蔵スピーカー、内蔵マイク、ヘッドホン/ マイクコンボ端子 |
本体サイズ/重量 | 約幅318.5×奥行き220.2×高さ18〜20.3mm/約1.5Kg |
バッテリー駆動時間 | 約9時間 |
OS | Windows 7 Home Premium SP1(64bit) |