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9時間駆動でモバイル用途に快適!

高い質感と7万円台を両立したUltrabook、日本HP「Folio13-1000」

2012年03月14日 11時00分更新

文● 高橋 量

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ビジネスにもホビーにも使える納得のパフォーマンス

 続いて、Folio13のベンチマーク結果をご覧いただこう。まずは、Windows 7の快適さを示す指針となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」から。

Folio13の「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコア

 メモリーが「7.2」、プライマリハードディスクが「7.5」と、この2点についてはスコアがかなり高い。CPUも「6.3」とまずまずのスコアだ。グラフィックスが「4.7」と最も低いが、Intel HD Graphics 3000の性能を考えれば妥当な値だ。その一方でゲーム用グラフィックスが「6.1」と高めなので、高いグラフィックス機能を必要とする処理でも問題ないだろう。

 マシンの3D性能を計測する「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードでの総合スコアが「P1542」という結果に。決して高いわけではないが、軽めの3Dゲームならストレスなくプレーできるレベルだ。CPUのスコアは「6401」と高いので、ゲーミング性能は低くはない。

 マシンの総合性能を測る「PCMark Vantage」では、総合スコアが「9024」とかなりの好スコア。スコアを個別に見てみると、やはり「HDD Score」がバツグンに高い。SSDによって、マシンがキビキビ動くことが分かるだろう。

「3DMark Vantage」のベンチマーク結果

「PCMark Vantage」64bit版のベンチマーク結果

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマーク結果

 ちなみに、マシンに高い負荷がかかった状態でも排気音は低めで、気になるレベルではなかった。本体背面を見ると液晶ディスプレーのヒンジ付近に排気ファンがある。スピーカー付近は手で触れることも少ないため、発熱による温かさを感じる場面はなかった。

 また、標準収録ソフトの「CoolSense」を利用することで、マシンの表面温度をコントロールできる。設定をオンにしておくと、マシンの稼動状態に応じて、パフォーマンスやファンが自動的に調整されるのだ。

本体背面にある排気ファン。写真上部の通気口からも効果的に排熱されているようだ

マシンの表面温度をコントロールするソフト「CoolSense」

見た目はシンプルながら
価格とスペックは野心的

 Folio13を総合的に見てみると、かなり使い勝手のいいUltrabookだといえる。デザインは比較的スタンダードな印象だが、スペック面は十分以上に使えるレベルだ。さらに、キーボードやディスプレー、スピーカーなどもワンランク上の使い心地である。これで直販価格7万9800円は、かなりお買い得だといえるだろう。携帯性も十分で、モバイルノートとして利用できるのもうれしい。仕事や趣味、ゲームなどあらゆる場面で使えるメインマシンとして、あるいは機動力に優れたサブノートしてなど、さまざまなニーズに応えられるオススメのUltrabookだ。

主な仕様
製品名 HP Folio13
価格 7万9800円(HP Directplus直販価格)
CPU Intel Core i5-2467M(1.6GHz)
チップセット Mobile Intel HM65 Express
メインメモリー 4GB DDR3 SDRAM PC3-10600(最大4GB)
ディスプレー(最大解像度) 13.3型ワイド HDウルトラクリアビュー(1366×768ドット)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 128GB SSD
光学式ドライブ
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 3.0端子、USB 2.0端子、HDMI端子
カードスロット 2in1メディアスロット(SD/SDHC、マルチメディアカード対応)
サウンド機能 内蔵スピーカー、内蔵マイク、ヘッドホン/ マイクコンボ端子
本体サイズ/重量 約幅318.5×奥行き220.2×高さ18〜20.3mm/約1.5Kg
バッテリー駆動時間 約9時間
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

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