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「SAN/iQ」搭載で、ストレージクラスタリング、シンプロビジョニングなど対応

HP、SSD搭載のiSCSIストレージ「P4900 G2」を投入

2012年02月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月23日、日本ヒューレット・パッカードはiSCSIを利用した仮想化ストレージ「HP P4000 G2 SANソリューション」シリーズにSSDを搭載したハイパフォーマンス向けモデル「HP P4900 G2 SANソリューション」を追加した。

合計6.4TBのSSDを搭載する「HP P4900 G2 SANソリューション」

 HP P4900 G2 SANソリューションは、HP P4000シリーズのスケールアウトアーキテクチャーを継承しつつ、SSDを搭載することで処理性能が大幅に向上。ハイパフォーマンス領域におけるスケールアウトニーズの高まりに応えるという。2ベースモデルは2ノード構成で、1ノードあたり400GBのSSDを8基搭載し、合計で6.4TBのストレージ容量となる。標準で10GbEに対応。最大7万IOPSの処理性能を実現し、その処理に要するレスポンスタイムも、わずか3msと高速だという。

  P4000シリーズ共通のOS「SAN/iQ」を搭載しており、ストレージクラスタリング、ネットワークRAID、シンプロビジョニング、スナップショットなど豊富な機能をすべて搭載する。また、拡張用ユニット(1ノード)追加ごとに、処理性能をリニアに向上できる。このため、スモールスタートからシステム要求に応じた拡張を容易に行なえるという。ストレージを階層化し、用途に合わせたクラスタ間のオンラインデータ移行も可能だ。

 集中管理コンソール(CMC)には、SSD管理機能「SMARTSSD Wear Gauge」が搭載される。これによりSSDの利用状況をリアルタイムで可視化でき、利用済み回数のパーセンテージや、利用状況から推測される残り寿命、寿命到達時期の予測など、複数のSSDを横断的に把握できる。

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