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天才猫とBD少女 第4回

ブルーレイをバックアップに活用するのはこういう理由!

かふか、パソコンのHDDがぶっとんじゃったよ……

2012年02月25日 12時00分更新

文● 編集部、モデル●金原朋未、かふか・大五郎@荻窪家

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なんとなく明かされるBlu-ray™の名の由来

 「光ディスクが長持ちする理由のひとつは、直接ディスクに触れないでレーザー光を当てて処理するからだニャ」

 「ちなみにBlu-ray™という名前は、このとき青紫色レーザーの光を当てることからきているんだよ」

 「そうなのニャ!? なんで赤とか緑だとまずいのニャ?」

BDの仕組み

 「DVDは赤いレーザー光なんだけど、青い光は赤や緑の光に比べて波長が短いから、記録面をより細かく変化させたり読み取ることができるんだよ。記録容量はスポットサイズで決まる。スポットサイズは記録波長(λ)に比例し、対物レンズの開口数(NA)に反比例する。そして容量はスポットサイズの二乗に反比例すると、教科書に書いてあるよ(棒読み)」

 「波長? なにそれおいしいニャ?」

 「……そ、そうだね、細いペンのほうが一枚のノートにたくさん文字を書き込めるようなものかな」

 「ところでこういう大事なところは、いきなりやるんじゃなくて第一回でちゃんと説明したほうがよかったんじゃないかニャ……」

 「仕方ないじゃないか、けっこう説明がややこしいんだよこのへん!?」

 「あ、逆ギレして終わりにしたニャ」

用途に応じてバックアップを

 「さて、長期間データを保存するのは光ディスクがいいらしいということはわかったけど……」

 「ちょっとデータをよそのマシンに移したい場合なんかは、フラッシュメモリのほうが手軽だニャ」

 「ネットブックにはディスクドライブがない機種も多いからね」

 「用途に応じて使い分けることが必要だニャ」

今回は難しい話が多いので、サービスカットで癒されてください

 「光ディスクは、長期間保存しておきたいデータを焼いておくのに便利そうだね」

 「ハードディスクなんかに比べると書き込みにも時間がかかるからニャ。保存用なら一度しか書き込めないディスク(BD-Rなど)でもいいしニャ」

 「データを整理して、ラベルにきちんと内容を書いておかないとね。ケースに入れておけば市販のディスクとも一緒に並べておけるし」

 「それって前に君のご主人様が作ったディスクのことニャ?」

 「あのことは思い出させないで!」

 「ところで最近のハードディスクは500GBとか1TBが普通だから、バックアップするにもメディアが何枚も必要なのニャ」

 「メディアのお値段が安いことと、一枚ごとにある程度のデータを入れられたらいいね」

 「ばらばらに入っていると、探すのが面倒だからニャ」

メディアのバイト単価
メディア 容量 GB単価
CD-R 650~700MB 約43円
DVD-R 4.7GB 約8.5円
BD-R 25GB 約3.2円
BD-R XL 100GB 約40円

※Amazonでの販売価格をもとに作成

 「BDがお得! 一枚あたりにもそれなりにデータを入れられるし」

 「今のところ、一番バランスが良くて扱いやすそうだニャ」

 「BD-XLはハードディスク並みにたくさんデータを保存できて便利なんだけど、もう少し安くなってくれればいいね……」

 「あとは対応ドライブやソフトが増えることだニャ」

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