システム設計のコンサルティング「OSSプロフェッショナルサービス」も開始
Zabbix対応!NECが「OSSミドルウェアサポートサービス」強化
2012年01月30日 06時00分更新
1月27日、NECはOSSミドルウェアのサービスを体系化した「OSSミドルウェアサポートサービス」の強化するとともに、ミラクル・リナックスとメンテナンスパートナー契約を締結し、運用監視ソフトウェア「Zabbix」(ザビックス)のサポートサービスを2月1日から提供すると発表した。
OSSミドルウェアサポートサービスは、2004年に開始した、ApacheやPostgreSQL、sendmailといったミドルウェア系のOSS(オープンソースソフトウェア)を対象にしたサポートサービス。今回の強化では、導入前にシステム設計のコンサルティングを行なう「OSSプロフェッショナルサービス」を新設。さらに既存のメニューについても、マシン導入前の「OSS構築サービス」およびマシン導入後の運用支援を行なう「OSS保守サポートサービス」の対応ソフトウェアに、「Zabbix」、「Heartbeat」、「Hadoop」などが加わる。
価格設定も強化し、従来のサーバー単位での価格設定に加え、同じ業務用途や設定のサーバー群単位に課金する価格設定を新設する。これにより、特に大規模システムや仮想・クラウド環境など、多くのOSSミドルウェアを使用しているユーザーは費用負担が大幅に軽減されるという。問い合わせについても、従来の定額制に加え、問い合わせ回数に応じて課金する価格設定を新設する。
新規にて提供するZabbixは、ラトビアの「Zabbix SIA」が開発し、ミラクル・リナックスがサポートを提供している運用監視ソフトウェア。このたびの提携により、NEC製の統合運用管理ミドルウェア「WebSAM」と併せて、ZabbixのサポートサービスをNECが行なうこととなる。
このサポートの価格は、50台までの監視に対応する「Zabbixサポートサービス(50ノード)」で、45万円となる。