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性能/静音/節電/サポートのすべてが最高クラス

80PLUS PLATINUMの高級電源、Sea Sonic 「SS-1000XP」

2012年01月19日 11時00分更新

文● 宇野 貴教

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クオリティー重視、
ハイエンド志向の内部パーツ構成

 低価格な電源ユニットは、内部回路の実装パーツが少ないことが多いのだが、SS-1000XPはハイエンドだけあり、カバーを開けると実装パーツがぎっしりと詰まっている。

各種パーツやヒートシンクが整然と並んでおり、まさにハイエンドパーツらしい美しさだ。一次側コンデンサーは105度品の330μFを3基使用。その他のコンデンサーは電解、固体の両方が利用され、いずれも105度品で日本メーカー製だ。奥に見える基板はDC/DCコンバータで、負荷変動を監視し二次側回路のみで対応させるため処理が速い

 SS-1000XPの内部を見て気が付いたポイントを挙げていこう。まず、アクティブPFC回路と出力平滑回路にあるヒートシンクがかなり小型なことだ。1000Wクラスのハイエンド電源になると、熱を逃がすためのヒートシンクもけっこうな大きさになるのだが、それと比較するとSS-1000XPは明らかに小さい。これは高変換効率のおかげで、熱になって消費される電力が少ないためだろう。

 また、出力平滑回路に固体アルミ電解コンデンサーが使われているのも珍しい。固体アルミ電解コンデンサーは、通常のアルミ電解コンデンサーよりも低インピーダンスと長寿命を特徴としており、クオリティーを重視した設計といえる。またSS-1000XPでは、すべてのコンデンサーが日本製の105度品(高温下での動作に強い)である旨がアナウンスされている。こうした品質重視のパーツ選択が5年間という長期保証を実現しているのだろう。

PLATINUM認証は発熱も低い
ファン停止でほぼ無音のモードを搭載

 冷却ファンは、自作ユーザーには古くから馴染みのある、山洋電気製の120mm2ボールベアリングファンを搭載している。このファンは同社「サイレント」シリーズの静音仕様モデルで、最高回転数は1500rpmである。ただし、電源ユニット側がファン停止、サイレント、クーリングの3段階のファンコントロールモードを駆使するため、最大回転数に達することはほとんどないだろう。今回テストを行なってみたのだが、室温が約16度だったということもあり、アイドル状態とCPU負荷のみのテスト中はほとんどファンが停止したままだった。もちろんファン停止中は電源ユニットからのノイズはないので、なるべく静かな電源ユニットを希望するユーザーにはうれしい仕様だ。

本体サイズがやや大きめなので、搭載する120mm角冷却ファンが小さく見える。ファン部分は四隅のネジを外すことで、ファンだけを取り外してメンテナンスが可能

冷却ファンは120mm角の山洋電気製の2ボールベアリングファン。ファンコントロールによりファンノイズは気にならないレベルまで抑えられる

 また、内部コンデンサーなどのパーツ寿命が気になるユーザーのために、ファン停止モードをカットするモード切り替えスイッチが用意されている。このスイッチをノーマルにすれば、ファンモードがサイレントとクーリングの2種類になるので、冷却重視のユーザーも安心だ。メーカー資料によると負荷50%までは低速回転のサイレントモードを維持するようになっており、今回のテストでのワットチェッカー読みで400Wを超えた時でも、ファンの回転数に変化は見られず、ノイズもまったく気にならないレベルであった。排気される空気に手をかざしても熱はほとんど感じず、80PLUS PLATINUM認証が静音や低発熱に大きく影響していることが伺える。

プラグコネクター側にある小さなスイッチは、ファン制御方式の切り替え用。「Hybrid」にすると、低温度・低負荷時はファンが完全に停止するようになる

高い開発力と信頼の内部パーツ

 Sea Sonic Electronicsは、効率と低ノイズについて業界リーダーであると自負しており、工業用電源の技術とリテール製品の多応用性に対応できる開発力を組み合わせた製品開発を誇っている。また、内部パーツについても、最高品質な部品、例えば日本ケミコンのコンデンサー、山洋電気の冷却ファンなどトップベンダーのものに絞り込み、信頼性の高い製品を生み出している。

Sea Sonic Electronics内の工場の様子

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