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性能/静音/節電/サポートのすべてが最高クラス

80PLUS PLATINUMの高級電源、Sea Sonic 「SS-1000XP」

2012年01月19日 11時00分更新

文● 宇野 貴教

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SS-1000XPの省エネ具合を
80PLUS BRONZE電源と比較しチェック

 80PLUS PLATINUM認証の変換効率がどれくらいのものなのかをチェックするために、今回は、SS-1000XPを実際に動作させて確認してみよう。比較用として、80PLUS BRONZE認証の850W電源ユニットを用意し、この2つの電源ユニットでそれぞれ同一条件化での消費電力をワットチェッカーで読み取り比較を行なった。テストマシンはCPUにAMDの「FX-8150」、ビデオカードは「RADEON HD 6850」と「RADEON HD 6970」のCrossFire環境を用いている。なお、テストに際しCPU負荷はフリーソフトの「OCCT 4.0.0」、GPU負荷はFutureMarkの「3DMark11」を用いている。

アイドル状態の消費電力

 まずはアイドル状態の消費電力を見てみよう(表1)。ビデオカード2枚のマシンなので110Wとかなり高めの数値で、電源ユニットの負荷率は10%前後となる。この時点ですでに2つの電源の消費電力差は13Wにも及んでおり、SS-1000XPは約10%変換効率が高いことになる。80PLUS BRONZEは負荷率20%での変換効率が82%以上、80PLUS PLATINUMは90%以上が認定条件なので、SS-1000XPの低負荷状態での効率性能は高めといえそうだ。

表1:「SS-1000XP」消費電力テスト
「SS-1000XP」
(80PLUS PLATINUM認証)
850W電源ユニット
(80PLUS BRONZE認証)
アイドル時
消費電力
113W 126W
CPU高負荷時
消費電力
238W 255W
CPU&GPU高負荷時
消費電力
403W 432W

CPU高負荷時の消費電力

 続いては、CPU全コアに約100%の負荷を掛けた状態の消費電力だ(表1)。このときの消費電力は、850W電源ユニットが約255W、SS-1000XPが238W。比率だとSS-1000XPが約7%低いが、アイドル状態よりは両者の差が小さくなっている。とはいうものの、ワット数でみると約15Wの差があり、アイドル状態同様にSS-1000XPの節電効果が光る結果だ。

CPU&GPU高負荷時の消費電力

 最後はCPUとGPUがフル稼働の状態(表1)。このときの消費電力は、変換効率が最もよい定格出力の約50%に近い消費電力となる。消費電力は、850W電源ユニットが約432W、SS-1000XPが約403Wで、SS-1000XPは約7%消費電力が低い。負荷率50%での変換効率は80PLUS BRONZEはが85%以上、80PLUS PLATINUMが92%以上なので、ほぼ認定条件に沿った差である。

 ただし、ワット数で見ると両者の差は約29Wもあり、発熱量低下や節電での意味はかなり大きい。エンコードや長時間のゲームプレイなど、高負荷状態を長時間キープする使い方をするユーザーには、SS-1000XPのメリットは大きい。

PLATINUMの省電力と細かなファン制御は
あらゆるユーザーにメリット大

 SS-1000XPを使ってみると、やはり80PLUS PLATINUM認証の最上位モデルだけあり、80PLUS BRONZEクラスと比較するとその差を大きく実感できる。

 1000Wという出力容量も、CPUのオーバークロックとハイエンドビデオカード1〜2枚という組み合わせであれば、定格出力の50%前後という、もっとも変換効率の高いゾーンに収まるので使い勝手がよい。もちろん、その上で余力が十分に残されているというのも魅力的だ。

 SS-1000XPは、パーツショップなどでの実勢価格は約3万5000円前後で、同出力クラスの80PLUS GOLD認証電源と比較すると1万円前後高くなる。しかし、日本における販売代理店のオウルテックを介した製品であれば、故障時には5年間の新品保証が付属するため、価格差の価値は十分ある。高性能、静音、節電、サポートと、さまざまなユーザーのニーズに応えられる電源ユニットなのだ。


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