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PS Vitaの操作性やソフト面をチェック 第4回

ネットワーク連動が面白い! PS Vitaをレビュー 【ソフト編】

2011年12月23日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 PS Vitaのハード編に引き続き、今回はコンソール・アプリ編お届けしよう。ここでは、PS Vitaのゲーム機らしからぬ機能をチェックしていく。

初回起動画面。右端上から剥がすように促される

タッチ操作に最適化されているインターフェース

 PS Vitaの起動直後から見ていこう。初回起動時に表示される画面は「剥がす」画面で、画面右上からドラッグすると画面を剥がすことができる。この操作は、PS Vitaではよく行なう操作の1つで、初回の動作で基本操作を覚えてもらおうという狙いもあるのだろう。実際のところ、クイックスタートを見なくても、初期設定の段階で大半の操作を覚えることができる作りで、初期設定をひと通り終えると、PVが再生される。ここでタップ操作やネットワーク機能などを把握できるし、初回選択時にはヒントが表示される。
 なお、タッチアクションが初めてでよくわかっていない場合は「ウェルカムパーク」をプレイしよう。ゲーム形式で基本操作を学ぶことができる。

次は言語設定。ボタン類は反応せず、タッチ操作のみで進めて行く

次はタイムゾーンの設定

日時の設定。これもリールを指先で回して設定する

SIMカードが差さっていれば、すぐに設定が開始される

モバイルネットワークオペレーターへの接続可否の設定。これはホーム画面からでも行なえる

接続できたら設定完了

モバイルネットワークの有効化待ち。このあとのPVを見ている間に終わるという設計だろうか

PlayStation Networkの設定。PS3・PSPユーザーの場合は、取得済みのアカウントを利用できる

もちろん、新規アカウントの作成もOK

アカウントを使用しないという選択も可能だ

Wi-Fi環境が近くにあれば、この段階から設定可能

発売日当日にシステムソフトウェアのアップデートがあったため、こんな画面も表示された

システムソフトウェアアップデートをスキップして、まずPVをチェック。PS Vitaの操作やできることがよくわかる動画だ

ヒントが表示されるため、説明書を見ない人にも安心。後述するが、基本は画面タップと右上のインジケーターをチェックすればいい

システムアップデートはインターネットに接続されたPCに接続してもできたため、試しに実行してみた。Wi-Fi環境であれば、スタンドアローンにてアップデート可能だ

 では、ホーム画面を見てみよう。アプリアイコンが最大10個配置でき、表示されるアプリが増えた場合は新規ページが追加され、フリックでページ切替という、スマホのホーム画面と同じ操作だ。筐体が大きいため、ボタン操作もできるのかと思ったが、タッチ操作のみになっていた。またホーム画面のアイコンのない部分を長押しタップで、アイコンの位置変更やページの追加、アプリ・ゲームソフトの削除、背景の変更が行なえる。

 マルチタスク管理はとてもカンタンだ。いくつかのアプリ・ゲームソフトを使っているときは、画面上部中央にそのアイコンが表示される。また画面右中央の矢印をタップで切り替え、もしくはホーム画面でPSボタン入力でタスクの一覧を確認できる。ホーム画面に戻りたいときはPSボタンを押すだけ(1階層ごとに戻るボタンとして機能する)。

 マルチタスクといってもゲーム・アプリの同時操作ができないのもあり、たとえば「ニコニコ」を起動してからゲームタイトルを始めようとすると、「ニコニコ」アプリが終了する旨が表示される。また「LiveTweet」はその対象ではなく、ゲームを一時中断してツイートできる。

ホーム画面。タップ操作が基本で、新着情報やインストール完了した場合は、そのアイコンが大きく動いてわかりやすい

画面右上のインジケーターは、ゲームプレイ時以外だと、ほとんどの場所で確認可能。ダウンロード状況だけでなく、ソフトからの情報などもここから確認できる

ホーム画面でPSボタンを押すと、タスク一覧が表示される。ホーム画面から左スクロールでもいいが、こちらのほうがショートカット的でかっこいい

アプリ・ゲームのタスクを終了したいときは、その画面で右上から剥がすアクション

ホーム画面の何もないところを長押しタップすると、アイコンの移動や削除、背景の変更ができる。ちなみにスタート画面の画像切り替えは「フォト」から

 個人的にうれしい機能はスクリーンショットだ。これまではデバッグ機がないとダメで、それはもう大変だったのだが、PS VitaではSTARTボタンとPSボタンを同時入力でスクリーンショットが撮れる。スクリーンショットは「フォト」から確認可能。「スクリーンショット」を選ぶと、撮影したアプリタイトルごとにフォルダー分けされている。なお、「ビデオ」「リモートプレイ」はスクリーンショット不可。画面左上に撮影できない旨が表示される。

 また驚いたのだが、ゲームの画面も撮影できる。タイトルごとでスクリーンショットの制御が可能で、筆者が購入した「ドリームクラブポータブルZERO」「忍道2 散華」はそのままキャプチャー可能で「RIDGE RACER」はロゴがプリントされた。そのほかのタイトルは不明だが、コピーライトが入ったりするのだろうか。

「フォト」のライブラリにある「スクリーンショット」を開くと、スクリーンショットのやり方が表示された

「ビデオ」の画面では、スクリーンショットは撮れない。この場合は画面左上にその旨が表示される

「フォト」のライブラリからスクリーンショットのフォルダーを選ぶと、右写真のようにアプリ・ソフトごとに振り分けられている

 コンソールでの操作は、操作したいものをタップして用が済んだらPSボタンで戻る。マルチタスクで処理が重たくなるということは現時点ではなっていないが、邪魔だなと思ったら剥がして終了と、少し触るだけで納得の操作体系だ。もちろん、ゲームプレイ中でもPSボタンで中断して、フレンドからのメッセージを確認したり、「LiveTweet」で状況をツイートしたりもできる。マルチタスクということで、複数起動時は処理落ちが不安だったのだが、そのあたりの制御は上手に処理しているようだ。

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