3G回線搭載のゲーム機「PlayStation Vita」(以下:PS Vita)が、2011年12月17日に発売を迎えた。発売日には、東京・SHIBUYA TSUTAYAで発売カウントダウンイベントが、ソニー・コンピューターエンタテインメント代表取締役会長 平井一夫氏、同代表取締役社長兼CEO アンドリュー・ハウス氏の2人が出席して行なわれた。
PS Vitaは、PSPの後継機にあたるポータブルゲーム機で、携帯電話回線が使える3G/Wi-Fiモデルと、無線LANのみのWi-Fiモデルの2つのタイプが用意されているほか、背面タッチパネルなど、これまでのゲームにはなかった新しいプレイスタイルを提案する期待の新ハード。詳細なスペックについては、今年9月に行なわれた「SCEJ Press Conference」の模様をレポートしたこちらの記事を参照していただくとして、この日のカウントダウンイベントの様子をお伝えしていこう。
カウントダウンイベントは、6時45分と早朝に行なわれたにもかかわらず、現場には前日の夜から並んだ人を含め、100名以上が新ハードをいち早く手にしようと並んでいた。
ソニー・コンピューターエンタテインメントによると、発売直前の6時55分の段階で同店には、カウントダウンイベントの参加者70人を含め合計130人もの人が集まったとのこと。
カウントダウンイベントの冒頭に登場した、アンドリュー・ハウス氏は「究極のポータブルエンタテイメントシステムとして徹底的に拘った結果が形になった製品」と、PS Vitaを紹介。
アンドリュー・ハウス氏のスピーチに続いてステージ上に登場した平井一夫氏は、「PS Vitaは、本当に私たちが究極のポータブルエンタテインメントシステムはどうあるべきかを議論を重ねて開発した商品です。みなさんにさまざまな遊び方をこれからも提案していきたいと思っています」と、同製品で新しい遊びのあり方を提案しようという意気込みを述べた。
7時の販売開始の5分前からスクリーンでカウントダウンムービーが流れはじめ、10秒前からは、会場にいる全員でコール。そして2011年12月17日午前7時にPS Vitaは発売を迎えた。
ちなみに先頭に並んでいた男性は、前日の19時に渋谷に入っていたということで、並んだ時間は12時間。世界で初めてPS Vitaを購入した感想を聞かれると「緊張と寒さ、疲れ、眠気で頭が真っ白です」と、手にするまでの苦労がにじみ出る感想を述べた。ちなみに先頭の男性が購入したのはWi-Fiモデルと32GBのVita専用メモリーカード。ソフトは「みんなのGOLF6」「アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-」「真かまいたちの夜 11人目の訪問者」「RIDGE RACER」「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンスHD」の5タイトル。残念ながらこのあとはお仕事ということで、開封できるのは夜になってしまうとのこと。一番初めにどのタイトルから遊ぼうと思っているかも聞いてみたところ「まずは、PS Vitaがどんなハードなのか、ソフトを入れずにいろいろと弄ってみます」と、硬派な話を聞くことができた。
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