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PS Vitaの操作性やソフト面をチェック 第3回

ボタン配置や駆動時間は? PS Vitaをレビュー 【ハード編】

2011年12月20日 22時30分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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ゲーム機とスマホなデュアルフェイス?

 12月17日に発売され、各所で購入行列ができたPS Vita。とはいえ、年末年始での入手もしやすそうで、いまだ購入を迷っているという人もいるだろう。

 ということで、発売日に購入し、ひと通り弄り倒してからのファーストインプレッションをお届けする。

3G/Wi-Fiモデルのサービス選びは2012年3月以降がベスト

 筆者が購入したのは、「PlayStation Vita クリスタル・ブラック 3G/Wi-Fiモデル 初回限定版」(50万台数量限定)。3G回線の事務手数料(2100円)とプリペイドデータプラン100h(4980円)がセットになったものだ。プリペイドプラン100hは180日間有効で、100時間の低速通信と3時間のハイスピード通信が行なえるというもの。2012年3月からは下り128kbpsで月1580円の新たなデータ通信プランもスタートする。いずれにせよ、期限が切れたあとのサービス選びは180日後に考えればいいだろう。

本体正面。PSPと比べると、ふた回りほど大きくなった印象。全面光沢処理がなされているため、けっこう映り込みがある。また下部両端にあるのはストラップホール

背面。タッチパッドとアウトカメラがある。タッチパッドの部分には○△□×のプリント。これも光沢処理されている

 なお、プリペイドデータプランは青少年保護対策として有害サイトへのアクセスを制限する「プリペイドフィルタ」が設定されている。ドコモショップに3G/Wi-Fiモデル内蔵のUIMカードと年齢確認ができる書類を持参のうえで解除が可能なので、成年ユーザーは解除しておくといいだろう。筆者はSCEJ Press Conferenceでの宣言通り、ドコモショップのおねーさんに「有害サイトが見たいので、解除してください」と5分程度で事務処理をしていただいた。

 さて、まずはハードウェアから見ていこう。本体サイズは幅182mm×奥行き83.5mm×高さ18.6mmで、重量は3G/Wi-Fiモデルが約279g、Wi-Fiモデルが約260g。フロントマルチタッチパネルは、5型(960×544ピクセル)の有機ELディスプレー。リアタッチパッドも同様にマルチタッチに対応した静電容量式になっている。有機ELディスプレーは発色もよく、ゲームプレイ時の没入感はとてもいい。タッチ感度も良好で、スマホで慣れている人も「微妙に遅い」と感じることもないだろう。

本体上部。お約束のLRボタンに加えて、左からボリュームボタン、アクセサリー端子、PS Vitaカードスロット、電源ボタン

本体下部。PS Vita専用コネクターの“マルチユース端子”、ヘッドフォンジャック、メモリーカードスロット

本体左側面にSIMカードスロットがある。逆に右側面にはなにもない

矢印キーはPSPと異なり、それぞれ独立していない。変に堅くなく、柔らかくもなく、だいぶ調整したとわかる入力感。アナログスティックはラバー処理されているため、とても操作性がいい。PS3のよりもやりやすいと感じた。右アナログスティックの下にはPSボタンで、充電時に点灯する

上からインカメラ、入力ボタン、アナログスティック、SELECTボタン、STARTボタン。PSPよりも小さいのだが、だからといって押しにくいとは感じなかった。ボタン間の隙間がちょうどいいからだろうか

アクセサリー端子とPS Vitaカードスロットはフタ付き

本体下部のメモリーカードスロットを開けてみたところ

左側面のSIMカードスロット。トレイ付き。起動中に抜き差しすると、PS Vitaが再起動するので注意

 重量は上記の通りだが、数値ほどには重く感じない。筐体サイズが大きくなったぶん、持ちやすくなったのが影響しているからだろう。ただ、デュアルアナログスティックや両面のタッチデバイスを採用しているので、丸裸でカバンに押し込むのが怖い。発売されているケースなどに収納すると良いだろう。

映り込みはこんな感じだ

純正のケース。アナログスティックや有機ELディスプレー、タッチパッドとカバン内での事故率が高いため、ケースやポーチに収納すると良いだろう

背面タッチパッドは多少傷がついても問題ないハズだが、不安があればサードパーティー製の保護フィルムを用意するといい。筆者は塩ビシールで軽く痛化している

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