最近、自転車を買い換えた。で、いろいろ装備を揃えたいわけだが、ちょっと欲しいと思っているのが車載用ビデオカメラ。ハンドルにつけて山の中とか走ってみたい。
普通に考えると、わざわざビデオカメラを買わなくても、コンパクトデジカメの動画撮影機能でいいような気がする。最近はハンドルの部分にデジカメを固定できる器具も売っている。
ただ、自転車のハンドルにデジカメが付いている姿は、それが小さいコンデジであってもかなり物々しい。加えてあまり重いものを付けたくない、というか、基本的にハンドル部分に余計なものをつけたくないのである。
と、いったことを考えると、できるだけ小型で一石二鳥、いや三鳥的なビデオカメラが一番スマートだ。
今回紹介するのは、サミット・グローバル・ジャパンの「iON the ACTION」(実売価格1万円前後)。8つのLEDライトを内蔵した小型ビデオカメラで、水深20mまでの防水性能も備える。つまり水中撮影までできちゃう優れものであるが、冬なので水中撮影はしません。悪しからず。
監視カメラにもなる!
小型で多機能なビデオカメラ
本体サイズは幅41×奥行き90×高さ36mmで重量は75g。手の平からちょっとはみ出るくらいのサイズだが、撮像素子は500万画素で、1280×720ドットの動画撮影(AVI)が可能。画質は結構期待できそうだ。
記録メディアはmicroSDカードで、最大32GBの容量に対応する。バッテリーによる動画撮影時間は約3時間。ただしLEDライトを点灯しながらの撮影だと約2時間となる。なお、充電はUSBで行なえる。
本体には3つのボタンがあり、電源ボタン長押しで電源オンとなる。電源が入るとボタンの近くにあるインジケーターが青く光る、と共に本体がブルっと震えるのですぐにわかる。この状態で録画のボタンを押すと録画開始、ライトボタンを押すとライト点灯となる。
ライトボタンは1回押すごとに全灯(8個)、半灯(4個)、オフと切り替わる。加えて、録画ボタンを長押しすることで撮影モードも切り替えられる。動画撮影モードの状態で録画ボタンを長押しすると静止画撮影モードとなり、さらにもう1回押すと動体検知動画撮影モード、続けてもう一回押すと動体検知静止画撮影モードとなる。
ちなみに動体検知撮影モードは文字通り、カメラに写っている範囲で何か動きがあると録画/静止画撮影を開始するモードで、動画の場合は10秒~10分の間で録画時間を設定できる。さらにメモリーがいっぱいになった場合に古い動画や静止画を自動消去して空き容量を確保する設定も可能。つまり、監視カメラとしても利用できるのだ。
試しに簡単に撮影し、その映像を確認すると、右下に撮影年月日が表示されていた。日付表示をオフにしたり録画画質モードの変更なども可能だが、それには本体に付属するAVケーブルでテレビなどと接続し、設定メニューを表示する必要がある。