手軽に徹底できるセキュリティ機能で、家族利用も安心
セキュリティ周り、パケットフィルタ機能やポートマッピング機能は当然として、「悪質サイトブロック」機能にも注目したい。家庭での用途となると、子どもが見ちゃいけないサイトは多いわけで、そういった部分の制御をお手軽にできるというものだ。
「ファミリースマイル設定」では全体のルール設定が可能で、たとえば中学生向けといった制御をインターネットに接続する全デバイスに実行できる(お父さんにとっては残念な結果になってしまうのだが)。また「ブロック対象管理」では、MACアドレスでデバイスを指定したり、IPアドレスで特定の接続元だけブロック対象にすることもできる。エコモードなどと同様に最小限の操作でOKという配慮が豊富だ。
意外と胸アツ(?)な
「ブロックレベルカスタム設定」
さて、想定外に胸アツだったのが「ブロックレベルカスタム設定」だ。制限カテゴリーごとにカスタム設定が作成可能で、テンプレートとして「小学生(中学生相当)」といったものが用意されている。すごく気になったのが制限カテゴリーだ。「違法と思われる行為」「著作権や商標権の侵害行為」は分かるのだが、「性行為」「ヌード・セミヌード」「性風俗」「アダルト検索・リンク集」「フェティシズム」「文章による性表現」「裏情報」となんだか妙に豊富だ……。
また「極端な主張」ってなんだろう……と気になるものもあった。いや、「フェティシズム」は本当に変なところで生まれてしまうから、ブロックしようがないんじゃないかなぁ……と思ったのだが……メガネとかツインテールとかニーソ(ニーソックス)とかスパッツとか鎖骨とかひざ裏とか……まあ、可能性を減らすというのならば、カテゴリーは多いほうがいいのだろう。
ちなみに「小学生(中学年)相当」を設定した場合、ほとんどのサイトを閲覧できず、逆の意味で楽しかった(ASCII.jpもダメだった)。もちろん、子ども向けのサイト、たとえば「キッズgoo」はちゃんと見られたので、この辺りはバッチリ制御されているとみていい。