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3ストリーム&5GHz/2.5GHz帯同時利用対応

最高450Mbps、PC/スマホで高速接続—AtermWR9500N

2011年12月05日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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そろそろ無線ブロードバンドルーターを買い換えないか?
編集部イチ押し! 「AtermWR9500N」

 ブロードバンドルーター。1度買ったあと、まず買い替え候補に入らず、不調になったら買い換えるPC周辺機器の代表格といっていいくらいで、意外と新モデルをチェックしないという人は多いのではないだろうか?

 編集部でも「つながればいいのさ!」という輩がいるのだが、それは間違いだ。年々着実にパワーアップしているし、より高速化している。しかも、スマートフォンの増加に合わせて多数のデバイスを接続しても速度ダウンしにくく、数枚の壁なんて楽勝な製品が登場している。何気に多いらしいお風呂スマホユーザーが誰しも体感する、“ちょっと回線速度が遅い”という事態も回避可能だ。

 ということで、今回はNECアクセステクニカ「AtermWR9500N(HPモデル)イーサーネットコンバータセット PA-WR9500N-HP/E」を紹介していこう(以下、AtermWR9500N)。

NECアクセステクニカ「AtermWR9500N(HPモデル)イーサーネットコンバータセット PA-WR9500N-HP/E」。直販サイト「Shop@Aterm」の直販価格は、1万4980円

定番のブロードバンドルーターが
より高速に、パワフルに

 AtermWR9500Nは、5GHz帯(IEEE 802.11a/n)と2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)に対応したブロードバンドルーターで、NECアクセステクニカのラインナップでは最上位機種になる。

 無線LANのスループットは最大で450Mbps。規格値なのでその通りになるのは親機と子機間のみだが、一戸建てやオフィスであれば子機を活かしやすく、長距離でも安定した通信を実現できる「ハイパーロングレンジ」によって、ストレスなくデータのやり取りが行なえる。またストリーム数も3ストリームと、やたらと無線LANデバイスが増えているご時勢にありがたい。もちろん、5GHz帯(IEEE 802.11a/n)と2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)の同時利用にも対応している。

AtermWR9500Nが利用できる無線LAN規格
規格 IEEE 802.11b IEEE 802.11g IEEE 802.11a IEEE 802.11n
利用周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯 2.4/5GHz帯
最大通信速度
(規格値)
11Mbps 54Mbps 54Mbps 2.4GHz:300Mbps/
5GHz:450Mbps
電波干渉
の可能性
Bluetoothや電子レンジによる干渉あり 干渉は少ない 2.4GHz帯b/g:干渉あり、
5GHz帯:干渉は少ない

 また、AtermWR9500N(HPモデル)イーサーネットコンバータセット PA-WR9500N-HP/Eには、実は「AtermWR9500N」が2基同梱されている。それぞれ親親機と子機という扱いになっており、ともにハブ機能を備えているため、たとえば1階に親機を設置し、有線と無線でネットワークを形成。さらに2階に子機を配置してそこから有線/無線でさらに家屋内のデバイスを接続させることが可能だ。

 筆者の場合だとアパートなのだが、親機周辺にあるファイルサーバーと隣部屋にあるメインPCへ有線接続(メインPCのみ有線主義だ)、加えてゲーム機やサブPCは子機から短いLANケーブルで接続という使い方をしている。スペック的にはすべて無線LANでもいいのだが、データやり取りが多いため、有線LANにしている。

 ちなみに、有線LANの実効スループットは、ローカルルーター時で約872Mbps、PPPoEでは約845Mbpsだ。そのほかのスマホやタブレットは無線接続だが、PCとファイルサーバー間はやり取りするデータが巨大なので、上記のような使い方に落ち着いた。

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