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買うならどっち!? モバイルノートとタブレットをジャッジする 第1回

冬のボーナスをつぎ込むべきはどちら?

クラウドサービスやSNSサービスの使い勝手をチェック

2011年10月31日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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「Facebook」や「Twitter」などのSNSサービスを使う

 プライベートだけでなく、ビジネスでもSNSを活用している人は多い。まずは、自宅やオフィス、外出先など利用頻度の高いFacebookやTwitterといったサービスの使い勝手をチェックしてみる。

PCならブラウザー経由よりアプリがオススメ

 PCではブラウザーで利用している人が多いだろう。元からウェブサービスとして設計されているので、インターフェースは完成されている。画面サイズに制限のあるモバイルノートとはいえ、縦長画面のTwitterはもちろん、3カラム構成のFacebookも余裕で表示できる。Facebookを使っている時の情報の一覧性は快適だ。Facebookでは、Flashを利用して装着しているウェブカメラで写真や動画を撮って投稿できる。手品などの特技を公開したい人なら便利に使えるだろう。

Facebookのメニューや告知スペースなどのカラムも同時表示するので、縦横無尽に利用できる。画面は「dynabook R731/38D」

 以前は、Twitterの公式サイトは機能が少なく、外部の連携サービスを活用していたもの。しかし、今では写真の投稿が可能になるなど、Twitterの公式ページもどんどん高機能になってきている。まだウェブカメラからの投稿や動画の添付などはできないが、普通に利用する場合は問題ない。特に、タイムラインをまとめて読んだり、プロフィールを編集するといった設定操作を行なうのはラクだ。

 しかし、Twitterは本腰を入れて使うことより、隙間時間にタイムラインを眺めたり、DM(ダイレクトメール)や@関連(返信など)を即チェックすることが多い。ブラウザーのタブを固定しておき、いつでも開けるようにしておくのもいいが、クライアントツールをインストールする手もある。各ブラウザごとに拡張機能が公開されているので活用しよう。例えば、Firefoxなら「Echofon for Twitter」などがある。単体のアプリとしては、「TweetDeck」がお勧め。WindowsやMacなどのほか、スマートフォン向けのアプリも用意されている。

使いやすく進化しているTwitterの公式サイト。画面は「MacBook Air」

FirefoxのTwitterアドオン「Echofon for Twitter」

 AndroidタブレットとiPadの両方で、公式アプリを始めさまざまなSNSアプリが公開されている。とはいえ、両者には差があるので注意したい。

iPadは公式アプリでも使いやすい

 iPadアプリはどちらも専用設計なので、とても使いやすい。大画面を利用し、情報収集から発信まで手軽に行なえる。もちろん、カメラを起動して撮影した写真を投稿したり、位置情報を付けるのも簡単だ。タブレット端末でSNSを使う際に便利なのが、縦画面と横画面を使い分けられる点。Twitterのタイムラインを追う時は、本を持つように縦にして一気読みできるし、Facebookでメニューを切り替えて情報をチェックする際は横にすればいい。

iPad 2の「Twitter」クライアント

Mension(@ユーザー名を含むツイート)のやりとりも見やすく表示

iPad 2の「Facebook」クライアント

Androidはタブレットに特化したTwitterアプリに欠ける

 Androidタブレットは、大画面向けにカスタマイズされたアプリがまだ少ないのがネック。TwitterとFacebookの公式アプリもどちらもスマホ用で、間延びしたインターフェースになっている。フル機能は利用できるとはいえ、いち早い対応が期待される。サードパーティーのアプリでは4カラム表示が可能なTwitterクライアント「HoneyTweet」がお勧め。一覧性が高く、情報収集には便利。ただし、画像や位置情報の添付や短縮URL機能は備えていない。Facebookにいたっては、お勧めできるアプリがない状況だ。

AndroidタブレットでのTwitter

AndroidタブレットでのFacebook

「HoneyTweet」なら見やすい

 タブレット端末のアプリは、新着情報やメッセージなどがあるとサウンドと共に通知して教えてくれるのが便利。アプリにもよるが、仕事中ならサウンドが鳴らないようにしたり、第三者が画面をのぞき込む可能性があるならロック画面に内容を表示しないようにも設定できる。

最新の情報を即受け取れる

取り回しや即時性の面で
タブレットの勝ち!

 SNSの利用では、本のように気軽に閲覧でき、カメラを搭載し気になった被写体を即投稿できるタブレット端末が有利。本腰を入れて使うならもちろんPCのほうが操作しやすいものの、タブレット端末の方が気軽に取り回せる。

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