スタートダッシュは3リッター車クラス
エレクトリック・ラグジュアリー! 未来すぎる日産リーフをドライブ
2011年10月20日 12時00分更新
運転席は近未来デザインでSFチック
運転席周りのインテリアを写真でチェック!
誰もが乗りたがるキャビンとインテリア
外から見ると、日産マーチやティーダのようにコンパクトカーに見えるが、キャビンはかなり広い。EVでいちばんスペースを食うのは大量のバッテリーだが、リーフは薄型のバッテリーを床下に上手く載せているので、広いキャビンを作り出している。
運転席と助手席の間は、互いの腕が触れることもないほど広く、センターコンソールも低くなっているので2リッターのラグジュアリー車クラスのゆとりがある。リアシートは若干屋根が低くなっているため、大きな野郎ドモが3人が乗ると狭さを感じるが、ファミリーで乗るぶんにはまったく問題ないだろう。
なにより高級感あふれるファブリックで包まれているので、筆者は家族に「今日はリーフに乗ってどこか行かないの?」と毎日せがまれていた。遊んだり買い物するのに借りてるわけじゃなく、テストするのに借りたってのが家族には理解できていないようだ(笑)。
一方ラゲージスペースは、通常のハッチバック車に比べて深さがあるので容量はかなり大きい(緊急タイヤがなくパンク修理材のみが載っているということもある)。4人家族でオートキャンプに行ったとしても、十分なカーゴスペースを確保できるだろう。またリアシートは、2席ともキャビン側に倒せるようになっているので、荷物の多い場合はトランクとつなげて余裕のカーゴスペースを生み出せるようになっている。
キャビンの静寂性も特筆すべきだろう。エンジンがないので停車や徐行中、車庫入れなどは無音と言っていい。周りに車がいなければ録音スタジオ並みの静かさだ。時速50kmの街乗りでは、わずかに聞こえるモーターの「シューン」という音と、タイヤのロードノイズのみ。また高速では、ほぼロードノイズのみで、風切り音もほとんど聞こえない。
総合すると、静寂性は1000万円クラスの高級車なみと言えるんじゃないだろうか? 乗ったことないけど(笑)。少なくとも、10年前のクラウンよりはずっと静かだ。
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