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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第85回

iPod nanoを腕時計として利用する技

2011年10月11日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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iPod nano単体でジョグのデータを記録しNike+に送信できる

 ウォーキング時の歩数計に何を使うかは常に悩みどころだ。以前使っていた携帯電話には歩数計機能が付いており、日々の歩数を手軽に記録できていた。PCやネットとの連携はできないものの、十分役に立っていた。しかし、スマートフォンになってから困ってしまった。様々な歩数計アプリを使ってみたが、使い勝手が悪すぎて常用に耐えないのだ。そこで、専用の歩数計を購入したのだが、外出時に忘れることが多く、そのうち使わなくなった。そうしてたどり着いたのが、“腕時計”iPod nanoだ。

 iPod nanoの歩数計は精度が高く、消費カロリーを正確に計算できるのがうれしいところ。「フィットネス」アプリでウォーキングもしくはランニングの記録を取り、自宅でiTunesにつなげば自動的にNike+にデータを送ってくれるのも便利。筆者は歩きながら音楽を聴かないのでiPod nanoを持ち歩く習慣がなかったのだが、腕時計として使うなら忘れずに済む。

「フィットネス」からウォーキングを開始

時計に歩数が表示される

iTunesの「Nike+nano」でワークアウトデータを自動的に送信するように設定しておく

 ウォーキング中にやや気になったのが、クリップ部分に腕の毛が挟まること。加えて、電源ボタンを押す際も、自分の指で毛を引っ張ってしまい痛い思いをする。このウォッチバンドを使う限りは対処法がなさそうなので、気にしないようにするか、Appleのサイトにある写真の男性のように毛を剃るしかない。

腕の毛がクリップに挟まるのは少し気になるところ

コスパが高いデジタルアイテム

 iPod nanoとウォッチバンドの合計で1万5000~2万円程度。これで、着せ替え可能な時計とNike+対応の歩数計が手に入ると考えれば安いモノ。音楽プレーヤーや画像表示、FMラジオなどの機能も備えているので、デジタルアイテム好きなら持っておいて損はない。

 iPod nanoを腕時計にするのは1年前から行なわれているが、新しいクロックフェイスはまだ目新しい。話題のフックや小ネタとしても使えるので、気になっている人は衝動買いしてはいかがだろう。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「ポケット百科 GoodReader 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)。


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