メールやSNSの新着に気付きにくい
画面ロック中に電話やメールが着信し、画面の点灯で通知するのは電話とSMS。PCのメールは、着信音とバイブ、TwitterなどのSNSはライブタイルで新着がわかる。しかし画面は点灯せず、新着に気付きにくいのが難点だ。
また、キャリアメール(@ezweb.ne.jp)は10月上旬以降に提供予定のアップデートで利用可能になる。新着通知方法は未定だが、おそらく電話やSMSと同様に画面の点灯で通知すると思われる。であれば、PCのメールやSNSの新着通知も、同じタイミングで画面の点灯や前面中央スタートボタンの点滅で通知するように改善してほしいところだ。
なぞるフリック入力は慣れが必要
文字入力は独自の「MS-IME」を採用。画面に指先を押し当て上下左右斜めに滑らす「カーブフリック」は「ざ」「ぱ」「っ」といった文字を入力しやすいのが特徴だ。しかし「ど」「ぼ」「ぉ」といった文字は濁点ボタンなどが指先に隠れてしまい、入力ミスが起こりやすい。濁点ボタンがどちらにあるかを覚えるなど慣れが必要だ。
コピペがやりにくい
これはどちらかというと、とくに貼り付け(ペースト)が面倒。コピー用ボタンは、文字列を範囲選択するとその付近にポップアップするが、貼り付け用ボタンはキーボード上部に固定され、わかりにくい。
また、ダブルタップでうまく単語を全選択できない、メールやブラウザーの閲覧画面の文字をコピーできないのも不便。アップデートによる改善を多いに期待したい。
次回予告
今回はハードウェアを中心にIS12Tの実力や改善点を探った。マイクロソフトが満を持して日本に投入した機種なだけに、不満点もあるがそれ以上に完成度が高かった。
後編ではWP7独自のメトロUIや、マイクロソフトならではのWindows Liveとの連携サービスといった、ソフトウェア部分を検証する。

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