Android/iPhoneユーザーもこの完成度の高さには注目したい
ヌルヌルと滑らかに動くWindows Phone 7.5端末を触ってきた
2011年07月27日 17時30分更新
正式発表の形では、世界初のWindows Phone 7.5(コードネーム:Mango)搭載端末としてリリースされたau「Windows Phone IS12T」。発売もおそらくは世界初になりそうだ……とのことだが、これがちょっと驚いてしまうほど高い完成度を持った端末である。
発表会後のタッチ&トライ会場でネチネチと触ってきたので、写真を含めてレポートしていこう。
とにかく滑らかに動くUI
OSの完成度の高さが感じられる
IS12Tを操作していて感じるのは、心地よく滑るように操作できるUIだ。メインのプロセッサーはクアルコム製のMSM8655-1GHz(Snapdragon)とAndroid端末でも標準的なものだが、この滑らかでヌルヌルと動くUIはAndroid端末ではちょっと体感できない。Windows Phone 7.5のこだわりと完成度の高さを改めて実感させられる。
一方、メトロデザインをコンセプトとされたWindows Phone 7.5のUIは、アプリのアイコンが並んだiPhoneやAndroidのホーム画面を見慣れたスマホユーザーには、若干違和感を持つかもしれない。メトロ(地下鉄)デザインでは「誰もが行きたいところに最短で行ける」という目標を設定しているとのことだが、発表会ではKDDIの田中社長が「使い込んだら印象が変わってくる」と強調していたように、少々慣れが必要かもしれない。
Windows Phone 7.5はマイクロソフトが提供するOSなので、Windows Liveとの連携は基本となっているが、GmailはもちろんGoogleカレンダーももちろん利用できるので安心してほしい。
ウェブブラウザーはIE9 ただしFlashには未対応
日本語入力はフリック入力ベースでさらに改良
ウェブブラウザーはIE9。PC版のレンダリングエンジンをベースにしているとのことで、実際にPC向けサイトを高速で表示するが、WebKitがデファクトになりつつあるモバイル向けウェブサイトの世界では、逆に弱点になるかも。ちなみにFlashは標準では対応していない(開発中との報道もある)。
ウェブブラウザー上の日本語フォントについては、タッチ&トライ会場ではハッキリとした回答を得られなかったが、見たかぎりはメイリオではない感じだったがどうだろうか(Yu Gothic?)。いずれにせよ縮小表示では若干文字の判別が困難で、一覧性は少々悪いように感じた。
日本語入力はフリック入力をマイクロソフト独自に改良した「カーブフリック」を採用。たとえば濁点/半濁点を入力する際、「゜」と「゛」が左右斜め上方に延びることで、1回のフリックで完了する。辞書のレベルもなかなか高いと感じたが、若干変換や入力にもたつきを感じることも。ただこれは製品版では違ってくるかもしれない。
週アスPLUSがWP7.5端末登場の夜にUstream中継
日本初のWindows 7.5搭載スマホ登場を記念して、週アスPLUSがケータイジャーナリスト石川温氏、ケータイ研究家山根康宏氏の両氏を招いて、Ustream中継を27日21時から行ないます。Windows Phone 7.5に興味を持った読者の皆さんはぜひアクセスください。
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