動作は意外にもさくさく
独自のUI「ExTOUCH」も快適
LaVie Touchが搭載するCPUはAtom Z670なので、Windows用CPUとしては速いわけではない。しかし、LaVie Touchは2GBメモリーとSSDを搭載している効果もあってか、意外にも動作は軽快だ。また、タッチでWindows 7を使う際の使い勝手を考慮して、独自のユーザーインターフェース「ExTOUCH」を搭載して、使いにくさをカバーしている。
ExTOUCHはキーボードがないと使いにくいコピー/ペースト操作のショートカットボタンや、ソフトウェアキーボード、そしてアプリケーションランチャーの機能を備えている。ソフトキーボードはWindows 7標準のものに加えて、独自の片手入力キーを用意。スマートフォン風のフリック入力でテキストを入力できる。
ExTOUCH以外にも、ウインドウフレーム上のボタン類を大きく設定しているほか、プレインストールのOfficeソフト「Office Home and Business 2010」に、タッチ操作に適したリボンボタンを独自に用意するといった使い勝手の工夫が凝らされている。また、電子書籍ビューワー「Book Live Reader」もプレインストールしている。
予想実売価格が10万円前後と、スレートPCとしては高めだが、さくさくとした動作と使い勝手の工夫は評価できる製品である。普段はパソコンとして使い、たまにタブレットとしても……というニーズに適した製品だろう。
LaVie Touch LT550/FS の主な仕様 | |
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CPU | Atom Z670(1.50GHz) |
メモリー | 2GB |
グラフィックス | CPU内蔵(Intel GMA 600) |
ディスプレー | 10.1型 1280×800ドット タッチパネル内蔵 |
ストレージ | SSD 64GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 2.1 |
インターフェース | USB 2.0×2(マルチステーション側にも2)、HDMI出力、SD/SDHCメモリーカードスロットなど |
サイズ | 本体 幅263×奥行き183×高さ15.8mm |
ステーション接続時 幅263×奥行き200×高さ192mm | |
質量(本体) | 約729g |
バッテリー駆動時間 | 最大約10.6時間 |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 32bit版 |
予想実売価格 | 10万円前後 |