ベンチスコアや起動速度に驚嘆!
この速さはやみつきに
それでは、Crucial CT128M4SSD2で構築したRAID環境の実力を、ベンチマークテストで見てみよう。なおベンチマークには、「CrystalDiskMark」と「ATTO Disk Benchmark」を使用している。加えて、電源オンからOS起動までの動画も用意したので確認してもらいたい。
電源投入からOSが起動するまでを録画してみた。インストール直後というのもあるが、起動までは極めて速く、サウンドドライバー読み込み直後くらいに起動が完了している(起動音が微妙に音飛びしている点に注目)。
SSDでのRAID時の注意点
SSDでRAID環境を構築する際には、いくつか注意すべき点がある。まず特集第1回に紹介した「Trimコマンド」は有効にならない。デフラグも手動でオフにしておく必要がある。「SuperFetchもオフにしておくべき」と言いたいところだが、正直なところオン/オフを切り替えてもあまり違いがないし、SSDオンリーならともかく、HDDが混在しているのであればオンのままでもいい。これらについては、第3回で紹介する混在環境でのTIPSで詳しく解説しよう。
またバックアップとリストア、そして暗号化についても少しだけ注意しておくことがある。バックアップと暗号化は別段問題はないのだが、リストア時にはパーティションが解除されてしまうので、リストア後に管理から元に戻す必要がある。またRAID 1環境の場合は、リストア時にミラーリングが解除されてしまうことがある。筆者のテストではたまたま発生したようで、リチェックを5回ほどしてみたところ、RAID 1が維持されたままリストアされた。ミラーリングが解除されてしまった場合は、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーからリストア後に、RAIDを構築するというステップで元のRAID環境に戻すのが簡単でいいだろう。
筆者紹介――林 佑樹
フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、PCからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近はやたらとスマートフォン尽くしな生活を送っている。
超久しぶりなPC関連であり、かなり自分で不安という始末な自作野郎。SASによるRAID 0環境でシステムを運用中。HDD使用率が30%を越えると増設したくなるタイプに属する。
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