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机上から紙を一掃!電子文書化マニアックス 第4回

カンタン・スピーディー・大量読み取り! 話題のクラウドサービスとも連携

文書デジタル化の定番! ScanSnapが支持される理由

2011年08月30日 18時00分更新

文● 二瓶 朗 撮影●小林 伸

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 1ページ目で見てきたように、ScanSnapは個人向けのドキュメントスキャナーとしては長い歴史を持ち、市場でも定番機種として高い評価を得ている。 それではScanSnapはどうして支持されているのだろうか? その理由を機能別に探っていこう。

理由1: 高解像度でも速度が落ちない

 大量の紙文書をデジタルデータ化するとき、重要なのはその速度と解像度だ。低解像度で高速スキャンが可能なのは当然だが、スマートフォンやタブレットで表示するときに必要な「実用性の高い解像度」でスキャンをしたときのスキャン速度が重要だ。

ADF(オート・ドキュメント・フィーダー)を備えており、複数枚の紙原稿を一括して取り込めるのが、ドキュメントスキャナーの特徴だ

 ドキュメントスキャナー製品で、カタログスペックとして読み取り速度の速さがアピールされていても、それが低解像度での読み取り速度だけでは意味が薄い。中~高解像度での読み取りが極端に遅くなると、その製品を使い続けていくのは難しい。

 その点でいえば、ScanSnap S1500は「低解像度から高解像度まで読み取り速度は一定」という特徴がある。スペック的には以下のとおりだ。これはカタログスペックをまとめたもので、解像度が異なっても速度がほぼ同じである点が大きな特徴となっている。

表1 カタログ上の読み取り速度
読み取りモード 自動解像度 ノーマル ファイン スーパー
ファイン
エクセレント
解像度
(カラー/グレー)
自動 150dpi
相当
200dpi
相当
300dpi
相当
600dpi
相当
解像度
(モノクロ2値)
自動 300dpi
相当
400dpi
相当
600dpi
相当
1200dpi
相当
読み取り速度 毎分20枚
(両面・片面)
毎分5枚
(両面・片面)

 上の表を見ると、超高解像度である「エクセレント」モードを除けば、解像度に関わらず毎分20枚(A4タテ)の読み込みが可能となっている点がお分かりいただけるだろう。

 快適な紙文書のデジタルデータ化に欠かせない、一定の速度でサクサクと安定した読み込みができるのだ。

 紙文書をデジタル化する際、軽い心得のようなものがある。表示するデバイスのディスプレーとの兼ね合いで、文書のサイズが小さめな場合には高解像度で、大きめならば中程度の解像度でスキャンしておくということ。

 しかしスマートフォン、タブレット、PCなど数種のデバイスでデジタル化した文書を読みたいとしたら、いったいどういう具合に解像度を指定したらいいのか悩むことにもなる。

 ScanSnap S1500では、読み取りモードを指定することで、スキャン解像度をカラーなら150/200/300/600dpi相当で、白黒なら300/400/600/1200dpi相当で指定できる。しかし「自動解像度モード」なら紙文書のサイズに合わせて的確な解像度(A6サイズ以下はスーパーファインモード、A6サイズより大きい原稿はファインモード)でスキャンが行われ、より手間なく最適な解像度で紙文書のスキャンが可能だ。

「ScanSnap Manager」の設定画面(後述する)。画質の選択は5種。迷ったら「自動解像度モード」でスキャンしてしまうのがいい


理由2: シンプルな操作性と大量スキャンに適した搬送性能

 ScanSnapには、スキャン前後の手間を減らすために多彩な自動化機能が備わっている。原稿の「カラー自動判別」「サイズ自動検出」「傾き自動補正」「向き自動補正」「白紙ページ自動削除」などだ。これらの機能により、さまざまな種類やサイズの紙も混載することができ、また、ほとんど追加操作の必要なく、読み取り後のデータをすぐに利用できる。

 ScanSnap S1500の場合、原稿台にセットできる原稿の枚数は最大50枚。さらに「継続読み取り機能」を有効にすれば、原稿台に読み取る原稿がなくなった場合でも、原稿を追加して続けて読み取ることができ、枚数の多い紙文書を読み取る場合にも便利に利用できる。

 また、読み取り中に原稿台に原稿が残っている場合でもその上に読み取り原稿を追加していって連続読み取りさせるという使い方も可能。複数枚重ねた原稿を、下から順番にスキャンしていくからである。

 つまり原稿台の上限(50枚)を超える枚数をスキャンしたい場合には、ある程度スキャンが進んだ時点で上に新しい原稿をのせていけばいい。これはScanSnapだからできるちょっとした小ワザ。

 そして大量の紙文書を読み取る際に気をつけたいのは、紙詰まりや重送によるエラー。ScanSnap S1500には超音波方式マルチフィードセンサーが搭載されており、複数枚重なった原稿を事前に検知し、読み取りトラブルを未然に防ぐことができる。

 また、ScanSnap S1500で実際に複数枚の原稿を読み込んでいると、その静粛さに気づく。駆動音はするものの、機械的なノイズ音は皆無である。これもハードウェアの精度が高いことをうかがわせる特徴の1つだ。動作音が静かなので、ほかの作業と平行して「ながら」スキャンが可能となる。

 このようにScanSnap S1500ならば、大量の紙文書も高速かつ安定した読み取りで、しかもカンタン・手間なくデジタルデータ化できるのだ。

【もっとScanSnap】A3文書もカンタンにスキャンできる!

 なおScanSnap S1500に添付される「A3キャリアシート」を利用すると、A4サイズ以上の紙文書もデジタル化できる。例えばA3用紙は通常ScanSnap S1500では読み取り範囲外のサイズだが、二つ折りにしてA3キャリアシートに挟み込んでスキャンすると、読み取り後に表裏が合成されて1枚のデータ化された文書として保存される。

A3、B4の文書は折りたたんでキャリアシートに入れ……

スキャンすれば1枚の文書としてデジタルデータ化される

 合成された文書のズレは少なく、確実に1枚の文書としてデジタルデータ化して読むことができる。さらにこの「A3キャリアシート」を利用することで、写真など万が一にも傷つけたくない原稿を完全に保護した上でスキャンできるということもポイントの1つだ。ぜひ活用したい。

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