描き下ろしのレースクィーンも飛び出した
ハルヒレーシングにインタビュー!
5月の富士と岡山にエントリーし、大きな話題をさらったハルヒレーシング。セパン、SUGOをスキップし、充電期間を経て突如いとうのいぢ描き下ろしのレースクィーンイラストが発表され、再び注目を浴びることになった。
そもそもハルヒレーシングとはどういうチームなのか? ハルヒレーシングの母体となるディジョンレーシングの代表・佐藤泰正氏と、ドライバーの高森博士選手に話を聞いた。
(C)ディジョン
──まずはディジョンレーシングについて聞かせてください。
佐藤 ディジョンレーシングというブランドの発足は今年からです。ただ、その前にディジョンという会社のレース部門として2008年から活動していました。
高森 スーパー耐久やGTのスポット参戦を経て、いろいろ学んだので、ディジョンレーシングというブランドを立てて、世界に行く準備をキチっとやりましょうと。でもひとりで世界に行っても面白くないので、このコラボレーションを提案しました。
──痛車のチームというよりは、元々がレースチームだったんですね。それでは、ハルヒとのコラボレーションのキッカケを教えてください。
高森 禁則事項です!(笑) SUPER GTのレースにいろんなキャラが痛車で出ているのをハルヒが見て、我慢ができなくなり、ストレスが溜まって異空間ができそうになったので、そろそろレースに出ないとマズイっていうところからですね。
佐藤 本当は、角川書店さんにハルヒでSUPER GTへの参戦を希望したところ、5/25発売の「涼宮ハルヒの驚愕」のサプライズキャンペーンとして、許諾を得られたんです。ハルヒがチームの監督ならばOKということで(笑)。
高森 うわ、説明かたいなあ(笑)。要するに超監督にウチのチームが乗っ取られちゃったんですよ!
──いつ頃からプロジェクトが動いていたのですか?
佐藤 年明けすぐから動き出して、5月の富士戦の直前にバタバタと決定した感じですね。とにかく秘密裏に進めようと、角川さんと協力してひたすら極秘にしていました。お陰様で、どこからも情報が漏れずにサプライズで発表することができました。
──いや~、あれは驚きました。われわれも角川書店と同じビルなのに、まったく気がつきませんでしたから(笑)。クルマは最初からハンコックポルシェで決まっていたんですか?
高森 タイヤに関して言うと、最初からハンコックってワケではなく、他にもいろいろ候補があったんですが、レースで勝てそうなタイヤとなったときにハンコックをチョイスしました。逆にポルシェになったのは単純で、われわれはレースを国内だけでやめるつもりはなく、世界(ル・マン)で走るならポルシェしかないと。そして、世界的なキャラクターが必要ということで、ハルヒなんです。
佐藤 ディジョンレーシングとしては、今年で撤退するつもりはまったくなく、来年も継続して参戦するつもりです。
──ということは、ハルヒとのコラボも継続すると?
佐藤 来年はどうなるかまだ未定ですが、続けられるなら続けたいですね。
高森 ハルヒさんは何するかわからないんで(笑)。
──コラボレーションの成果はいかがですか?
佐藤 まだこちらも準備ができてなかったので、クルマを置くくらいしかできなかったんですが、それだけであれだけの人が集まるなんて、予想以上でしたね! これを機会に、いままでサーキットと無縁だった人もレースを見に来てもらいたいなと。
──クルマのデザインはシーズン途中で変更する予定はありますか?
佐藤 ベースのハンコックカラーは変更できませんが、キャラクターのところは変えていきたいですね。
──セパン、SUGOとスキップしましたけど、ハルヒレーシングの参戦スケジュールはどうなっていますか?
佐藤 われわれはフル参戦ではなく、スポットになります。岡山、富士のあとは鈴鹿ですね。今シーズンは5レースを予定しています。岡山と富士は時間もなくてバタバタでしたが、鈴鹿からいろいろと企画を考えています。
高森 鈴鹿といえば、ミクチームのデビューが2008年の鈴鹿ですよね。で、僕の兄のTakamori.comのデビューも2008年で、ピットが隣同士だったらしいんですね。だからミクチームには思い入れがあるようです。あと、5月の富士ではミクチームの応援シートに助けられてたんですよ。雨で前が見えなかったんですけど、応援シートはグランドスタンドの1コーナー側だったじゃないですか。だから、ミクの旗が見えたらもうすぐブレーキングポイントだな、と(笑)。
──ミクの応援シートがそんなアシストをしていたなんて(笑)。それでは、最後に読者のみなさんに一言お願いします。
佐藤 鈴鹿からいろいろと動き出していくので、楽しみにしていてください。
高森 普通のレースに加えて痛車のバトルも注目していただければと思います。
──ありがとうございました。
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