このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

個性で選ぶ! 最新液晶ディスプレー 第2回

価格より画質や操作性を追求! 至高のディスプレーはコレだ

2011年07月12日 12時00分更新

文● 山田 広樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 0.1秒以下の入力遅延が許されないゲーム、微妙なグラデーションが表現された写真の表示、PC操作のしやすさの追求……。液晶ディスプレーに求める性能や機能は、ユーザーそれぞれ異なるもの。だからこそ、求める機能や性能を満たした液晶モニターが欲しい。お金はそのために使うものだ。

 今回は価格は二の次にして、性能や機能を追求したモデルを紹介する。

独自の超解像技術で高精細かつ自然な映像を実現
ナナオ FORIS FS2332

ナナオ「FORIS FS2332」

ナナオ「FORIS FS2332」

 動画再生やゲーム向けの「FORIS」ブランドの最新モデル。新開発の超解像技術「Smart Resolution」を搭載して動画性能を高めている。

 今回触ったのは試作機のため、実際の製品とは異なる可能性があるが、効果を強めると文字や輪郭が不自然に強調される超解像技術もある中、Smart Resolutionの輪郭の自然さは目を見張るほど。さらに、PCなどの環境ではウィンドウ内の動画エリアを自動判別し、動画部分だけにSmart Resolutionを適用することも可能だ。

「Smart Resolution」は「カラー調整」の「詳細設定」で調整できる。適応レベルを選べるほか、肌や文字、動画に対しての適応のオン/オフも行なえる

 従来の超解像は動画再生時のみ「オン」にするなど、動画以外との使い分けが必要だったが、Smart Resolutionなら常にオンにしておくことも可能かもしれない。また表示遅延を1フレーム以下に抑える「ゲームモード」も注目したい。

映像入力切り替えなどが可能なカード型リモコンが付属する。ボタンの押し心地は硬め

映像入力切り替えなどが可能なカード型リモコンが付属する。ボタンの押し心地は硬め

前面のカラーラインは取り替えることが可能。気分に合わせて赤、青、グレーから選べる

前面デザインのアクセンになっているカラーラインは取り替えることが可能。気分に合わせて赤、青、グレーから選べる

 液晶パネルはFORIS初となるLEDバックライト搭載のIPSパネルで、LED化により最大消費電力を従来比25%削減しているとのこと。公開されている標準消費電力量は34Wで(試作機である本機の実測消費電力は約24W)、60~70W消費が当たり前だった数年前の高画質モデルと比べれば、エコ性能が優れているのは言うまでもない。

 表面処理は非光沢で砂状のギラつきもほとんど感じなかった。既存の液晶ディスプレーとくらべて一層の高画質化はもちろん、エコのための買い換えもアリだ。

画面は下方5度、上方20度に傾きを調整できる

最低画面高は約96mmと、画面下にスピーカーを搭載しながら低めに抑えている

最低画面高は約96mmと、画面下にスピーカーを搭載しながら低めに抑えている

背面にHDMI×2とHDCP対応のDVI-D、D-Sub15ピンの入力を備える

背面にHDMI×2とHDCP対応のDVI-D、D-Sub15ピンの入力を備える

FS2332の主なスペック
画面サイズ 23型
解像度 1920×1080ドット
液晶パネル IPS
入力端子 HDMI×2、DVI-D(HDCP対応)×1、D-Sub15ピン×1
スピーカー 0.5W+0.5W
サイズ 幅549×奥行き212×高さ403mm
重量 6.2kg
直販価格 3万9800円

■Amazon.co.jpで購入

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン