7月1日、日本IBMは今夏の電力削減目標実現やストレージ利用の効率化を支援するため、7月1日から12月16日までデータ圧縮アプライアンス「IBM Real-time Compression Appliance(IBM RtCA)」を4割引の価格で販売すると発表した。
IBM RtCAは、ハードウェアと圧縮ソフトウェアを組み合わせたアプライアンス製品。サーバーとNASの間に配置するだけで、サーバーから転送されるデータをリアルタイムに圧縮する。データが圧縮されることで、NAS自体の削減、そしてNASの消費電力の削減が可能となる。NASの消費電力は、台数を半減させることで約40%、1/3にすることで約60%削減できると見込んでいるという。
割引後の価格は、1GbE接続対応の「IBM RtCA STN6500」が178万6320円(通常時:297万7200円)。10GbEにも対応する「IBM RtCA STN6800 」が245万5320円(同:409万2200円)。
さらに、IBM RtCAとNAS装置「IBM Storage System Nシリーズ」と併せて購入した場合、IBM RtCAを半額とする。IBMの最新NASにデータを移行することで、より容量単位の電力消費量を抑えることができ、さらに大きな節電効果が得られるとしている。
また、既存環境にIBM RtCAを導入することで期待できる節電効果を診断する「スリムハーフ診断ツール」を使った無償診断サービスも提供する。これにより、ユーザーのストレージ台数の半減を目標に支援を行なっていくという。