6月7日、シルバーピークシステムズは最大2.5GbpsのWANスループットを実現したデータセンター向けのWAN高速化装置「Silver Peak NX-10000」の出荷を開始した。
Silver Peak NX-10000は2Uの筐体を採用した同社のハイエンドモデルで、4つの10Gbpsインターフェイスを搭載。25万6000同時セッションで、最大2.5GbpsのWANスループットを実現するという。キャッシュなどの格納用にSSDを使用した1.6TBのローカルディスクを持つ。
WAN高速化の機能としては、TCPウィンドウサイズ、TCP選択確認応答の調整、CIFSの先読みと遅延書きなどのプロトコル最適化のほか、トラフィックシェーピングなどのQoS、バイトレベルでの重複コンテンツのキャッシングなどのに対応する。また、パケットロスや不連続パケットのリアルタイムでの復元を可能にする「ネットワーク・インテグリティ」という機能も持つ。
