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au夏モデル新商品発表会 INFOBARにG’zOneと注目ブランド多数 第8回

WiMAX対応スマホは秋以降のお楽しみ

au新商品発表会で夏モデルは「選べるラインナップ」と語る

2011年05月17日 23時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 KDDIは都内で2011年夏モデルの新製品発表会を開催した。壇上に立ったKDDIの代表取締役社長 田中孝司氏は、ユーザーがauに求めているものとして、これまでも繰り返し述べている「ワクワク感」を改めて強調。それに応えるべく「選べるラインナップ」「充実のネットワーク」「とびっきりのコンテンツ・アプリ」の3本柱を用意したとする。

ここしばらく、auの発表会のたびに登場する“ワクワク感”を再び強調

ガラスマとグローバル端末の垣根を低くしていく
WiMAX対応機は秋以降のお楽しみに

KDDI 田中孝司氏

 「選べるラインナップ」と語る端末については、まずスマートフォンの6機種。詳しくは別記事を参照していただきたいが、デザインを重視した「iida INFOBAR A01」やタフネスが特徴の「G'zOne IS11CA」など、個性が強いモデルがそろっており、そのラインナップに自信を見せる。

 スマートフォンでは女性層やIT機器に強くないユーザーにも今後拡大していく必要がある。たとえばテンキーを備えた「AQUOS PHONE IS11SH」の紹介では、「ウチの女房のようにタッチ操作になかなか移行できないユーザーに使っていただきたい」などと冗談交じりに語っていた。

auのAndroid端末では、日本のユーザーに必要な機能を標準化して取り込んでいく。緊急地震速報にも今後は(スマートフォンでも)原則として対応する

 また、田中社長によって“ガラスマ”と表現されている、日本のユーザー向きの機能については、グローバルモデルとの区別をなくして盛り込んでいきたいとし、ケータイメールや「au oneマーケット」などは、現時点では利用できない「Xperia acro IS11S」や「htc EVO WiMAX ISW11HT」でも将来対応していく予定だ。

 なお、今回の夏モデルで期待されながらも、ラインナップに存在しなかったのが“WiMAX対応機”だ。質疑応答の場面でこの件について問われた田中社長は、「秋まで待ってください。秋にドカンと出ます。ちょっと言い過ぎでしょうか?」と述べていたので、今後に期待ということになりそうだ。テザリングについてもWiMAX対応機が前提ということで、夏モデルでは対応していない。

auのスマホユーザーが無料で利用できる
公衆無線LANアクセスポイントを強力に推進

 「充実のネットワーク」では、無線LANスポットへの大規模な投資を宣言した。サービス名は「au Wi-Fi SPOT」。「ISフラット」の契約者であれば無料で使えるようにする(予定)というこのサービスは、当初は1万ヵ所の無線LANスポットでスタートし、今年度中には10万ヵ所程度まで拡大する。現在の有力な公衆無線LANサービスのインフラ事業者でも1~2万ヵ所程度であり、その力の入れ方がわかるというものだ。なお、実際の投資額は数百億円程度とのこと。バックボーンにUQ WiMAXのインフラを用いることで工事期間を短縮する。

無線LANの大幅な強化も今回の目玉の1つ。ユーティリティを提供して、より手軽に利用できるようにする

 また、無線LANをただ使えるようにするだけでなく、複雑な内容をユーザーが設定することがないよう、画面をタッチするだけで接続できるウィジェットを標準で用意したり、また無線LANと3Gの速度を比較して、より高速な方を自動的に選んで利用する機能なども用意される予定だ。

 「とびっきりのコンテンツ・アプリ」では、月額1480円で音楽が聞き放題になるスマートフォン向けのクラウド型サービス「LISMO unlimited」を6月にスタート。楽曲は特に洋楽が充実しているとのこと。また、Facebookとの提携も発表し、auのAndroid端末にプレインストールされているソーシャルアプリ「jibe」上での連動機能などが計画されている。

Facebookとの協力も発表された


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