23型 フルHDディスプレー採用の大画面一体型PC
使い勝手◎の「Inspiron One 2310」
液晶一体型のボードPCは、デスクトップPCとはいえ限りなくノートPCに近い印象だ。しかしノートPCと違い、キーボードとマウスが本体から分離しているため、使い勝手が変わってくる。
ここで紹介する「Inspiron One 2310」は、23型のフルHD(1920×1080ドット)液晶を搭載しているため、AVマシンとして使うユーザーが多いだろう。オプションとして、Blu-ray Discドライブや内蔵地デジチューナー/USB接続3波対応チューナーが選択可能なため、TV、ビデオレコーダー、BD/DVDプレイヤー、PCと1台4役の環境も手軽に構築できる。
またそうしたAV利用の場合、デスク上に置いたInspiron One 2310の画面を目の前で見るよりも、少し距離をおいたほうが映像を鑑賞しやすい。TVチューナー付属のリモコンを利用したり、ワイヤレスキーボードとマウスを手元に置いておけば、いちいち近づいたり姿勢を変えたりせずに操作を行なえる。
ちなみにInspiron One 2310は、キーボードやマウスのオプションが豊富で好みのものを購入しやすくなっている。オフィスソフトを同時に購入してワープロや表計算ソフトの利用することを考えているユーザーなら、手に合ったものを選べるかどうかが作業効率に関わってくるだけに、よく確認しておくといいだろう。
BTOでお手頃マシンからハイスペックまで自由自在
Inspiron One 2310本体は、あらかじめ決められた構成の中から選択可能で、CPUとしてインテル Core i3-380MとインテルCore i5-480Mを選択できる。メモリーは4GBは固定だが、HDDは容量500GBまたは1TBを搭載可能だ。
光学ドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブとBlu-ray Discドライブのどちらかを内蔵できる。またグラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD GraphicsかATI Mobility Radeon HD 5470を選択可能だ。
Inspiron One 2310は、ウェブ利用やBD/DVD鑑賞を基本としたシンプルな構成にすればかなり手頃な価格で購入できる。一方で、すべて最上位の選択肢にした場合、比較的ハイエンドな構成になる。幅がある中でユーザー自身が自由に選択できるのが、Inspiron One 2310の魅力なのだ。
Inspiron One 2310の主な仕様 | |
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CPU | インテル Core i3-380M(2.53GHz)/Core i5-460M(2.53GHz) |
チップセット | モバイル インテル HM57 Express |
メインメモリー(最大) | 4GB(4GB) |
HDD容量 | 500GB/1TB(回転速度7200rpm) |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチ/Blu-ray Discドライブ(Blu-ray Disc書き込み対応) |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics(CPU内蔵)/ATI Mobility Radeon HD 5470(1GB) |
ディスプレー(解像度) | 23型ワイド フルHD液晶(1920×1080ドット) |
通信機能 | 1000BASE-T、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n) |
インターフェース | USB 2.0×6、HDMI×1、アナログRGB出力、コンポジットほか |
カードスロット | 7-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC、xD-Pictureカード、マルチメディアカード、メモリースティック/Pro対応) |
OS | Windows 7 Home Premium(64bit) |
本体サイズ/重量 | 幅570×奥行き90×高さ420mm/約8.15kg(タッチパネル非搭載時)、約8.95kg(タッチパネル搭載時) |
価格 | オープンプライス |