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安めの価格でタッチを楽しめるPC Inspiron One 2310 (1/3)

2010年12月22日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 Windows 7の登場以降、デスクトップパソコンと言えば大画面の液晶ディスプレーにタッチパネル機能を搭載する製品が一般的になった。今回紹介するデルの「Inspiron One 2310」は、大型フルHDディスプレーにマルチタッチ機能、テレビチューナーまで搭載しながら低価格を実現した、非常にコストパフォーマンスの高い製品である。

Inspiron One 2310

Inspiron One 2310 プレミアムパッケージ

シンプルなフォトフレーム風スタイル

 まずは外観から見ていこう。Inspiron One 2310は薄型のディスプレーの背面に、ノートパソコンと同じアーキテクチャーのマザーボードやCPUを搭載した、ごく一般的なディスプレー一体型デスクトップである。スタンド部分はディスプレー左右下側の2本の脚と背面の可動式スタンドだけで、奥行きが非常に狭い。奥行き方向の最小サイズはわずか90mmしかない。ノートパソコンでさえ置き場に困るような机の上でも、これなら置きやすいだろう。なお幅は570mmと、23型ディスプレーを搭載するだけあってさすがに大きい。

Inspiron One 2310の側面。スタンドは左が最小、右が最大に開いた状態

 ディスプレーは23型ワイドでフルHD解像度、グレアパネルという一般的なものだ。評価機は光学式タッチパネルを搭載しており、2本指でのマルチタッチ操作も可能である。ディスプレーの下には「THX」のロゴマークがついたメッシュ状のパネルがあり、その中にはステレオスピーカーが搭載されている。スピーカーの音質については後述する。

THXのロゴがついたメッシュカバー

THXのロゴがついたメッシュカバーの下には、左右に寄った位置にスピーカーが内蔵されている

本体上部には200万画素のウェブカメラを搭載

本体上部には200万画素のウェブカメラを搭載。カメラが目立たないデザインの一体型パソコンは多いが、Inspiron One 2310は逆に目立つデザイン

 付属のキーボードとマウスはワイヤレス式である。ただし、レシーバー機能は本体内蔵ではなく、USBドングルタイプが付属している。IEEE 802.11a/g/n対応の無線LAN機能も内蔵しているので、本体につなぐケーブルは電源とテレビアンテナだけで済む。

付属のワイヤレスキーボード

付属のワイヤレスキーボード。上部やや右寄りにある黒丸がボリュームダイアル

 デルのタワー型デスクトップ機とは異なり、Inspiron One 2310はほぼ固定仕様で販売されている。選択できるコンポーネントは、ディスプレーのタッチ機能のあり/なし程度。今回の評価機は「プレミアムパッケージ」と呼ばれる構成で、そのほかに低価格な「ベーシックパッケージ」も用意されている。基本的に「プレミアム=Core i5+BD」「ベーシック=Core i3+DVD」と考えれば、違いがわかりやすい。

パッケージによる仕様の違い
プレミアムパッケージ ベーシックパッケージ
CPU Core i5-460M(2.53GHz) Core i3-370M(2.40GHz)
光学ドライブ BDコンボドライブ DVDスーパーマルチドライブ
価格 10万4800円から 8万9800円から

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