4月1日、同日に「GMOホスティング&セキュリティ」から社名を変更した「GMOクラウド」は、月額950円から利用できる「GMOクラウド Public」、導入コンサルティングから運用監視まで包括的に行なうクラウドソリューション「IQcloud(アイキュークラウド)」を発表した。
GMOクラウド Publicは、仮想サーバーの追加、仮想CPUやメモリ、ディスク容量の増設など柔軟なリソース拡張が可能なクラウドサービス。最小構成の「Z10」は、メモリ0.5GB、ディスク10GBの最小構成で月額950円から。メモリ16GB、ディスク40GB、仮想CPU4コアの最上位コース「Z400」(月額2万2000円)まで、6段階のコースを用意する。リソースの追加料金は、以下の通り。
各コースとも、対応OSはCent OS 5.3、Cent OS5.4の32/64ビット版。グローバルIPアドレスは1つで、フェイルオーバーやロードバランサー、ファイアウォールの機能、24時間有人サポートなどが行なわれる。
一方のIQcloudは、ハイエンドクラスのバーチャルプライベートクラウド基盤の導入コンサルティングからシステム設計・構築、運用・監視までを提供する包括的なクラウドソリューション。各ユーザーのサーバーは占有で、同一サーバーを複数社が共有するパブリッククラウド特有のセキュリティリスクを解消。ネットワークもVLANによる専用セグメントを構成しており、他社のシステムを踏み台とした盗聴といった危険性を排除。これらにより、プライベートクラウド並みの高いセキュリティレベルを誇るという。
ただし、性能やセキュリティが必要な部分以外は共有することでコストを削減しており、利用料金は月額10万2900円(税込)からとなっている。主なプランは以下の通り。他にオプションで、サーバ障害監視サービスや運用サービスなどを用意している。