6月20日、GMOクラウドは専用ホスティングサービス「GMOクラウド 専用サーバー」をリニューアルし、ioDriveへの対応、マネージドサービスによる運用代行の提供などを行なうと発表した。
近年、専用サーバーとパブリッククラウドの併用へのニーズが高まりつつあり、同時にサーバー処理能力を含むシステム全体のパフォーマンスにおいてもパブリッククラウドと同様のレベルが専用サーバーに求められているとのこと。今回のリニューアルは、こうした状況に応えるもので、3つのポイントで実施されるという。
1つ目は新プランの追加で、低価格で手軽さを優先させた「バリューシリーズ」、高速処理・高速回線を優先させた「マスターシリーズ」を用意する。マスターシリーズは、「GMOクラウドPublic」と親和性が高く、両サービス間のローカルネットワーク接続も可能となっている。
2つ目は、最上位プランの「Xeon SAS」における高速ストレージへの対応で、インテル製SSDまたはFusion-ioの超高速ストレージメモリ「ioDrive2(MLC)」が選択可能となる。同社の検証によると、通常の「Xeon SASプラン」との読み書き速度比較で、SSD 520で50倍以上、ioDrive2(MLC)では120倍を超える高速化を実現。システム全体の処理速度の向上が見込め、SNSやショッピングサイト、ゲームアプリプラットフォームといったより高いパフォーマンスを求めるユーザーに最適としている。
3つ目は、マネージドサービスの提供だ。一般的な運用代行サービスは、監視やセキュリティ対策、運用サポートなどがパッケージ化されているケースが多く、不要なサービスのコストも発生することがあった。一方、GMOクラウド 専用サーバーのマネージドサービスは、必要なオプションだけを選んで契約できる。このため、無駄なコストが省けるという。
同社では、本リニューアルを記念して、6月29日までにGMOクラウド専用サーバーを申し込むと初期費用を最大6万4900円割り引くキャンペーン、7月31日までにGMOクラウド専用サーバーへ乗り換えると、乗換え時のデータ移行費用の10%をキャッシュバックするキャンペーンを行なう。