3月22日、アライドテレシスは、仮想サーバー用LANアダプター「AT-2973SX/LC」「AT-2973T」を発表。3月24日より出荷開始する。
AT-2973SX/LC、AT-2973Tは、VMware、Hyper-Vなどにより仮想化されたサーバー環境に最適化された製品。
AT-2973SX/LCは1000BASE-SXインターフェイスを2ポート、AT-2973Tは1000BASE-Tを2ポート装備し、それぞれPCI Express x4で冗長性の確保や2ポートをトランクして帯域を増加可能となっている。
さらに、TOE(TCP/IPオフロードエンジン)、iSCSIオフロード、大量送信オフロードなどの機能により、サーバーのCPU負荷の軽減、外部ストレージとの統合を実現するという。
仮想サーバーにも対応。ネットワークコントローラには、複数のキューを用意。ネットワークからパケットを受信後にソートし、同一の宛先/仮想マシン宛のパケットをまとめて、同一のキューを経由しハイパーバイザーに送信。ハイパーバイザーがキューのパケットを各仮想マシンに送信する仕組みとなる。ハイパーバイザーはフィルタリングやソートの処理負荷から開放され、CPU使用率やスループットが改善されるという。
また、ループバック(VM間通信)トラフィック優先制御による帯域管理、ポートあたりのキューの数を増加させた拡張フィーチャーにも対応し、仮想サーバー上のマルチキャストやブロードキャストにも対応している。
価格(税別)は、AT-2973SX/LCが12万8000円、AT-2973Tは3万1800円。
