このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

世界最薄でパワーもスタミナも文句なし

「MEDIAS」レビュー 全部入りで7.7mm 使い勝手も◎

2011年03月22日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NECカシオ初のAndroidスマートフォンである「MEDIAS N-04C」は最薄部7.7mmの超薄型ボディに、おサイフケータイやワンセグ、赤外線といった国産ケータイ的な機能をフル搭載する端末だ。

メインプロセッサーの動作クロックはやや劣るが
日常使用でのレスポンスに問題なし

 メインプロセッサーの動作クロックは800MHz。同時発表の「Xperia arc SO-01C」は1GHz動作であることを考えるとスペック的には見劣りする。しかし3Dマップの回転やニコニコ動画の全画面再生など、低スペック機ではモッサリしがちな操作もストレスなくできた。

 Xperia arcと比較して差を感じたケースでは、ブラウザーやマップのズーム/スクロールなどがあるが、操作レスポンス自体は全体的に良好で日常使用で困ることはない。

 特筆すべきはウィジェットの貼りやすさ。ホーム画面長押しでメニューを開く点は他端末と同じだが、動作が軽く、現行スマートフォンの中でもっともストレスなく貼れた。

 バッテリー容量は1230mAh。ただし低消費電力のプロセッサーを搭載しているぶん、スタミナはトップクラスだ。たとえばYouTubeの高画質動画を連続再生して駆動時間を計測したところ4時間37分という結果になった。これは1500mAhのバッテリーを搭載するXperia arcの4時間6分を約30分も上回る結果となった。本体が薄くても実用性が損なわれていない点は評価したい。

キーの位置が端末のバランスからすると、やや下にありすぎる感じはする。カメラは約510万画素。画素数的にはハイスペックではないが、クイックショットや高速連写などの機能を備えている

薄さ約7.7mmという数字にもインパクトがあるが、最厚部でも約8.7mmとほぼ平らなことが薄さをさらに強調している

UIは素のAndroid端末に近い外観と操作性を持つが、細かなところでさまざまな工夫がほどこされている。日本語入力はATOKを標準搭載


「MEDIAS N-04C」の主要スペック
メーカー NECカシオモバイルコミュニケーションズ
ディスプレイ 4型液晶
画面解像度 480×854ドット
サイズ 約62×127×7.7mm(最厚部約8.7mm)
重量 約105g
OS Android 2.2
(今夏以降2.3へアップデート予定)
CPU Snapdragon MSM7230-800MHz
最大通信速度 下り7.2Mbps/上り5.7Mbps
メモリー ROM 1GB/RAM 512MB
カメラ画素数 約510万画素CMOS
FeliCa
ワンセグ
赤外線通信
防水 ×
連続通話時間 約250分
連続待受時間 約360時間
カラバリ MEDIAS Black/MEDIAS White
発売時期 発売中


(次ページに続く)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン