Mac OS XのDashboardウィジェットは、HTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイルで構成されています。前回はMac OS Xに付属する「Dashcode」を使って簡単なウィジェットを作りましたが、今回はエディターでコードを書いて「文字表示ウィジェット」と「メモウィジェット」を作ってみましょう。
ウィジェットを作成する前に、ファイル構成を確認しておきましょう。前回作成したGoogleマップを表示するウィジェットの中身は以下のようになっていました。
パッケージに含まれるファイルのうち、ウィジェットの作成に必須のファイルは以下のとおりです。
- Default.png
- 起動時の画面。多くはそのままウィジェット画面として使われる
- Icon.png
- ウィジェットのアイコン
- Info.plist
- ウィジェットの情報を持っているプロパティリストファイル
- main.html
- ベースとなるHTMLファイル。名前はInfo.plist内で指定できるので、main.htmlでなくてもよい
CSSファイルやJSファイルはHTMLファイル内に書いても動作しますが、基本的には外部ファイルとして読み込んで使用します。
「Info.plist」は、ウィジェットの動作に必要な情報を定義したファイルで、「プロパティリスト」と呼ばれます。次ページではプロパティリストファイルについて詳しく説明します。