カシオ計算機から、コンパクトデジタルカメラ「EXILIM」の新機種3モデルが発表された。
「可変フレーム」で自由な撮影スタイルを提案
International CES 2011でも出展された「EX-TR100」(4月発売、予想実売価格3万5000円前後)は「可変フレーム」という新しいデザインを採用。本体がカメラ(レンズ)部、モニター部、(外周)フレーム部という3つのパーツで構成されており、各々が回転(可動)するようになっている。これにより、自由な撮影スタイルを実現できるという、
3型(約46万画素)の液晶モニターはタッチパネル式になっており、静止画撮影ではパネルに触れることで撮影(シャッターを切る)まで行なえる。フルHDサイズの動画撮影も可能だ。
レンズは単焦点21mm(35mm判換算)で、超解像処理により2倍相当まで画質の劣化を抑えてズームできる「プレミアムズーム」を搭載する。画像処理エンジンには「EXILIM ENGINE HS」を採用。従来機種「EX-ZR10」(関連記事)に搭載された「HDR」撮影機能や、HDRを利用して写真を絵画風に仕上げる「HDRアート」機能を搭載する。
撮像素子には1210万画素の1/2.3型裏面照射CMOSセンサーを採用する。サイズは幅122.8×奥行き14.9×高さ59mm、重さは約155g(メモリーカードは除く)となる。
超解像技術で劣化の少ない25倍ズームを実現
光学12.5倍ズームレンズを搭載する「EX-ZR100」(3月上旬発売、予想実売価格4万円前後)は、超解像技術により25倍相当まで画質の劣化を抑えてズームできる「プレミアムズーム」を搭載する。
画像処理エンジンにはZR100と同様に「EXILIM ENGINE HS」を採用し、0.14秒の高速AFを実現しているほか、HDR撮影やHDRアート撮影ができる。
撮像素子には1210万画素の1/2.3型裏面照射CMOSセンサーを搭載。フルHDサイズの動画撮影も可能だ。
ロングバッテリーの“旅カメラ”
「EX-H30」(3月上旬発売、予想実売価格3万円前後)は、1回の充電で1000枚の静止画が撮影できるロングバッテリーが特徴。
光学12.5倍ズームレンズを搭載し、18.8倍のプレミアムズームが利用できる。撮像素子には1610万画素の1/2.3型CCDセンサーを採用する。
画像処理エンジンは「EXILIMエンジン 5.0」となり、HDRアート機能などは搭載しない。また、動画は最大1280×720ドットでの撮影となる。