1月6日、マカフィーは、「2011年のサイバー脅威予測」を発表した。
これによると、2010年に引き続いて、プラットフォームおよびサービス関連の脅威が増大するという。具体的には、グーグルのAndroid、Google TV、アップルのiPhone、Mac OS Xプラットフォーム、foursquare(フォースクエア)などが、サイバー犯罪の主なターゲットにされるという。
また、政治絡みのサイバー攻撃も激化する見込みで、中でもWikileaks(ウィキリークス)の攻撃手口を模倣した組織やグループが現われると推測している。
発表したサイバー脅威予測は以下の通り。
- URL短縮サービスを使用したソーシャルメディア攻撃
- 位置情報サービスを利用したソーシャルメディア攻撃
- ビジネス用途増加に伴うモバイルデバイスへ攻撃増加
- 従来サイバー攻撃対象となることが少なかったアップル製品への攻撃増加
- インターネットTVなど新たなプラットフォームへの攻撃
- 巧妙さを増すなり済まし犯罪
- ボットや高機能マルウェアによる新たな脅威
- Wikileaksを模倣したサイバー攻撃の激化
同社のシニアバイスプレジデント ヴィンセント・ウィーファー氏は、「モバイルデバイスやソーシャルメディアの利用者が急激に増加し、ユーザーに気に入られたプラットフォームやサービスは大成功を収める」と分析。しかし「人気プラットフォームやサービスは、短期間で非常に多くのアクセスを獲得する一方で、これらをターゲットにしたサイバー攻撃や情報漏えいが大幅に増加する」と警鐘を鳴らしている。