今夏もフルキーボード搭載のケータイ(スマートフォン)が各社からリリースされた。キーピッチが広い、パンダグラフキーの採用など気になる工夫もある。文字入力の速度はもちろん、PCサイトにアクセスした際の操作性をチェックした。
フルキー付きケータイにスマートフォンまで
テストしたのはこの4台
今回用意したのはNTTドコモから「N-08B」「BlackBerry Bold 9700」、auから「IS01」「IS02」の計4台だ。ドコモの「LYNX(SH-10B)」「dynapocket(T-01B)」もフルキーを搭載しているが、キーの形状的にはISシリーズとほとんど同じなので今回は省いた。
やはり文字入力ではキーサイズの大きなN-08Bが有利
スクロールはIS01が快適
文字入力のテスト内容は最初に「T」のキーのサイズを測り、次にPCサイトでASCII.jpを表示し、上から下へ、そして下から上へスクロールしたときの時間をチェック。また同じ文章を入力して比較した。
ちなみに今回入力した文章はこれ。
「お疲れ様です。明後日の打ち合わせを一週間延期します。先方の担当者が風邪のようです。私は直帰しますので、部長に伝えてください。」
予測変換は使わないというのはいつもの文字入力テストと同様だ。そしてその結果が以下の表だ。
キーサイズ | 入力速度 | スクロール | |
---|---|---|---|
ドコモ「N-08B」 | 12×12mm | 1分20秒7 | 10秒3 |
ドコモ「BBB9700」 | 5.5×6mm | 1分36秒2 | 9秒6 |
au「IS01」 | 10×9mm | 1分42秒7 | 8秒7 |
au「IS02」 | 7×4.5mm | 1分46秒6 | 8秒3 |
以前、フルキー付きのケータイと比較した際は、BlackBerryタイプの小さなキーボードが速かったが、今回は本格的なキーボードを持つN-08Bが上回った。IS01は押し間違いが発生しがちで、慣れ次第では1分30秒台には入りそうだった。実際に購入した人であればこれよりは短縮できそうだ。スクロールの速さはISシリーズがわずかに有利。特にIS01はタッチパネルを使ってスクロールできるのが、スピード面だけでなく操作性でも大きなメリットと感じられた。

この連載の記事
-
第62回
スマホ
1台ごとに模様が違う! TOUCH WOODで木の温もりを味わう -
第61回
スマホ
ライトユーザーにも楽しい! WIN HIGH SPEED対応のau「T006」 -
第60回
スマホ
auの最高峰「Cyber-shotケータイ S006」の使い心地を試す -
第59回
スマホ
プロジェクターケータイ「SH-06C」で色々映してみた! -
第58回
スマホ
ケータイでも使えるようになったドコモマーケット! -
第57回
スマホ
冬春モデルのシンプルケータイを徹底比較! -
第56回
スマホ
新しいタッチ操作を提案する「AQUOS SHOT SH-05C」を試す -
第55回
スマホ
サブディスプレーを有効活用した2台のケータイ -
第54回
スマホ
ドコモのタフネスケータイ「N-03C」をチェック! -
第53回
スマホ
ケータイの純正オプションにはどんなのがある? -
第52回
スマホ
あのデジカメブランドがケータイに! LUMIX Phoneを試す - この連載の一覧へ