
auからのAndroid端末第1弾として発表された「IS01」(関連記事)。発売自体は6月上旬以降ともう少し先だが、ASCII.jp編集部でも試用できたので、写真を中心にIS01の各部について紹介していきたい。
なお、今回テストした端末は現在開発中のものであり、実際に発売されるものとは異なる可能性もある。
フルキーボード付きで
文字入力が最大の得意ジャンル
まずはハードウェアについて。QWERTYキーボード付きのクラムシェルスタイルをとっている。ちなみにキーボードの手前部分にマイクがあるので通話自体は可能だが、相手の声はスピーカーから周囲にダダ漏れである。ヘッドセットなどを用いればその問題も解決できるが、普段から通話に利用することはまず考えにくい。
一般的なケータイやスマートフォンとの違いでは、本体サイズもそう。約149(幅)×83(奥)×17.9(高)mm/約227gもあり、ポケットにはちょっと入らないし、片手で使うのも困難だ。つまりIS01をいわゆる“スマートフォン”と同列に並べるのはかなり無理がある。
というわけで本機の売りは見た目どおりに、フルキーボードを生かしたテキスト入力と、常時ネット接続していることにともなう情報発信という部分に集約される。
そのキーボードはというと11.2mmのキーピッチを持つもののキーの間隔はやや狭め。男性の手には端末を置いてタイプするよりは、両手で持っての親指打ちの方が使いやすい。テンポよく親指を動かせば、かなりのスピードで入力ができるはずだ。ただ若干ストロークが深いせいか、周囲のキーを親指が引っ掛かかるように一緒に押してしまうことが少なくなかった。もっともどれくらい正確に打てるかは、慣れ次第の部分もあるだろう。
いずれにせよ本格的にテキストを打ち込めるという点では、フルタッチ型スマートフォンの文字入力に相当慣れたユーザーにとってもメリットはあるはずだ。
