シャープは中国市場向けのフルタッチ型スマートフォン2機種を発表した。「SH8128U」は3.5型WVGA液晶(800×480ドット)、「SH8118U」は3.2型HVGA液晶(480×320ドット)。通信方式としてはともにW-CDMA(GSM)に対応。また500万画素のオートフォーカス対応カメラを搭載する。
同社は2008年に中国市場に参入し、液晶テレビでおなじみのAQUOSブランドを用い、ハイエンドモデルを中心に一定の地位を占めている。スマートフォンでも「HYBRID W-ZERO3」の中国版とも言えるWindows Mobile搭載機を、主にビジネス用途に提供してきた。今回の2モデルはより大きな市場となる若者をターゲットとしており、北京でも今月9日に発表会を開催している。
OSにはAndroid OSをベースに中国のイノベーションワークス(創新工場)が独自に開発した「点心」を搭載。またサービスやアプリケーションも中国国内で人気のあるものに特化し、専用のマーケットプレイスにはすでに約1000本のアプリケーションがラインナップされているという。
市場想定価格はSH8128Uが日本円で4万円程度、SH8118Uが同じく3万円程度。
