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クラウド時代のミッションクリティカルサーバーのあり方とは?

Itaniumの守護神ここにあり!HP Superdome 2降臨

2010年04月28日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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4月27日、日本ヒューレット・パッカードは、ミッションクリティカルシステム向けのサーバーとしてItaniumを採用した第2世代の「HP Integrity Superdome 2」(以下、HP Superdome 2)を筆頭とするHP Integrityシリーズを発表した。究極の信頼性や可用性といった従来からの特徴に加え、クラウドや仮想化などのトレンドを見据えたシステムになった。

Itaniumは健在!第2世代HP Integrityシリーズ

 x86系CPU上にWindowsやLinuxを搭載するHP ProLiantシリーズに対して、HP IntegrityシリーズはItaniumを採用したUNIXサーバーになる。このうち、HP Superdome 2は、サン・マイクロシステムズのハイエンドサーバーである「Sun Enterprise 10000」の対抗馬として2000年に鳴り物入りで登場した「HP 9000 Superdome」の後継にあたる。

日本ヒューレット・パッカード 代表取締役 社長執行役員の小出伸一氏

 冒頭挨拶に立った代表取締役 社長執行役員の小出伸一氏はHP Integrity シリーズについて「ミッションクリティカルな業務で、高い評価を得ているサーバー。UNIXサーバーの市場では、おかげさまで9年連続のトップシェアをもらっている。今回の新しいItaniumを搭載した新しいIntegrityも大変素晴らしい出来映え」と新製品への自信をのぞかせた。

インテル日本法人社長の吉田和正氏

 インテル日本法人社長のインテルの吉田和正氏も発表会にかけつけ、今回採用されたItaniumについてコメントした。富士通がミッションクリティカルサーバー「PRIMEQUEST」において、ItaniumからXeon 7500番台に移行したこともあり、HPの動向が注目されたが、「第7世代にあたる今回のItaniumは従来製品に比べて性能は2倍で、可用性や信頼性、電力効率も大幅に向上している。こうしたItaniumの能力は、HPといっしょにスクラッチで作りあげたもので、インテルは今後もItaniumのロードマップを力強く推進していく」と今後のItaniumの推進をアピールした。

吉田氏と小出氏で新しいHP Integrityを披露。煙ではなく、クラウドだとか

ミッションクリティカルに「クラウド性」を持ち込む

エンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括 執行役員 杉原博茂氏

 また、エンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括 執行役員 杉原博茂氏は、同社が推進している「Converged Infrastructure」とHP Integrityの位置づけについて解説。従来、同社が提唱していたAdaptive Infrastructureでは変化に対応する柔軟性が強調されていたが、サーバーやストレージ、ネットワーク、管理プラットフォームまで含めたConverged Infrastructureはより最適化を追求するという。そのために重要になる仮想化、堅牢、オーケストレーション、最適化、モジュールという5つの要素を満たす製品として、昨年発表した「HP BladeSystem Matrix」、そして今回の第2世代HP Integrityサーバーが挙げられるという。

第2世代のIntegrityサーバーのポイント

 そして、この第2世代HP Integrityサーバーが掲げるテーマが『「安全クラウド」宣言。』というもの。全停止障害のMTBFが1000年以上という驚異的な信頼性、Itaniumプロセッサー9300番台とこだわりのサーバー設計による高いパフォーマンスといった特徴のほか、ブレードサーバーのアーキテクチャを全面採用することで、x86サーバーとの統合を実現。あわせて省電力や省スペース、仮想化やクラウドへの対応といったIAサーバー的なニーズも一気に取り込んだ。「まず理解してもらいたいのは、われわれはItaniumのサーバーに本気であるということ。IntegrityサーバーとHP-UXはこれからも進化を続け、ミッションクリティカルの新たな領域を拡げたい」(杉原氏)と、Itanium採用サーバー事業の将来的な不透明感を一蹴した。

(次ページ、HP Superdomeのすごさがかいま見えたプレゼン)


 

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