秋葉原で複数店舗を持つ国際産業技術が7月にオープンした新店舗が「OTTO Server店」だ。企業向けのエントリ向けサーバはもとより、なんとスーパーコンピュータまで中古で扱っている。店長の工藤芳敬氏にお話しを聞きつつ、写真で店舗の様子を案内したい。
アキバの中古屋というイメージから脱却したかった
国際産業技術はもともと個人向けの商材だけではなく、UNIX関連やネットワーク、サーバ専門店などを擁しており、秋葉原の中ではかなり異質な存在であった。こうした国際産業技術が新しいコンセプトで立ち上げた法人向けIT商材の店舗がOTTO Server店である。
OTTO Server店のコンセプトは、神田須田町交差点付近という秋葉原からいささか離れた立地に現れている。「秋葉原というとどうしてもジャンクや中古というイメージがぬぐえませんでした。秋葉原にある限り、サポートのしっかりした法人向け商材を扱っていても、ジャンク屋の一店舗と思われてしまいます」(工藤氏)という脱秋葉原という志向が新店舗にはあるとのことだ。とはいえ、秋葉原駅から歩いても数分で着く立地なので、会社帰りでも気軽に寄れる。
普段見られないサーバがずらり
さて店舗をのぞくと、所狭しとモノが圧縮陳列されている秋葉原のPCパーツ屋とまったく異なる広々として店構えに驚く。店舗というより、まさにショールーム。百聞は一見にしかずということで、店の中を案内しよう。
普段、見られない機器の実機が展示されているというメリットのほか、動いているところが見られるのも大きい。訪問した際には、シンクライアントや大容量ストレージ、64ビットWindowsなどのソリューションが展示されていた。また、お客さんが機材を持ち込んで検証が行なえるサーバルームも新店舗の目玉の1つだ。
こうした店構えについて「(秋葉原の店舗に比べて)あまりきれいなので、お客さんが驚いています。ちょっと驚かせすぎたかも」(工藤氏)と、洗練させすぎた点に少しだけ反省の弁。とはいえ、ほかにはあまりない店舗なだけに、商品の見せ方などは日々試行錯誤しているという。
とにかく実機や動くところを見てみたい、あるいはサーバの部品がいち早く購入したい、ご時世柄中古品に興味がある、といったエンジニアや管理者にお勧めのOTTO Server店。アキバの店を一通り回ったら、仕事モードで立ち寄ってみてはいかがだろうか?