優れた節電機能や自動画質調整など、使い勝手も向上
機能面では、テレビが自動でムダな電力消費を抑える「エコナビ」が新搭載された。これは、室内の明るさに応じて最適な画質に調整する「明るさセンサー」、映像信号の入力がない場合に自動で電源を落とす「無信号自動オフ」、HDMI接続された「DIGA」の電源などを操作する「こまめにオフ」、「ECOスタンバイ」機能などを統合したもの。
HDMIリンク機能を活用することで、BDレコやシアター機器などの消費電力もテレビがこまめに節電するのは、VIERAならではのものだ。
そして画質モードには、「オートモード」が追加された。これは、いわゆる自動画質調整で、映像シーンごとに最適な映像に調整する「AI」機能と、室内の明るさなどの環境を検知するセンサーを連動させることで、環境に応じた最適な映像を自動で楽しめるものだ。24コマ収録の映画などのコンテンツの場合は、映画向きの画質設定に切り替わるので、基本的には「オートモード」のままで快適に使えるだろう。
また、高齢者など、細かい文字を読むのが辛い人のために、EPGの「音声読み上げ機能」が追加された。EPGで番組を選択すると、タイトルや放送局などを音声で知らせてくれる。設定でオン/オフの切り替えも可能だ。
ネットワーク機能では「アクトビラビデオ・フル」に対応。DLNA機能には非対応で決して多機能ではないが、スタンダードモデルとしては十分だろう。
このほか、画面のアイコン表示で手軽に番組検索や接続したBDレコの操作などが行なえる「らくらくアイコン」なども継続採用となる。1ヵ月分の放送局のおすすめ番組を一覧できる「注目番組」や、SDメモリーカードに保存したデジカメやHDビデオカメラの動画や静止画を再生することも可能だ。