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Microsoft Office 2010関連製品群 定例記者説明会の第2回レポート

「Office」が外れたSharePoint 2010、何がすごい?

2010年03月01日 09時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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2月26日、マイクロソフトはSharePoint 2010ファミリーに関する記者説明会を開催した。これは月に1回開催されている「Microsoft Office 2010関連製品群 定例記者説明会」の第2回として行なわれたもので、SharePoint Server 2010の機能強化点や検索機能、Grooveの後継であるSharePoint Workspaceの紹介などが行なわれた。

 SharePointは、Office 2001の時代に「SharePoint Portal Server 2001」として誕生した製品だ。その後、SharePoint Portal Server 2003を経て、2007年に「SharePoint Server 2007」として登場し、多くの企業に導入が広まっている。2007年版で名前から「Portal」が外れたのは、企業ポータルだけでなくバックエンドのプロセスとつながるように進化したためだ。

名称変更とともに機能が強化されていくSharePointシリーズ

 ガートナーの調査によれば、ポータルやエンタープライズコンテンツマネージメント、BI(Business Intelligence)などの製品の中でリーダーの位置を獲得しているという。

ガートナーの調査によれば5分野でリーダーに

 4代目の製品となる2010年版は、「ビジネスコラボレーションプラットフォーム」を実現する製品となり、製品構成や名称が整理される。SharePoint Server 2007(正式名称は「Microsoft Office SharePoint Server 2007」で略称「MOSS」)の後継となる有料ソフトウェア商品の名称は「(Microsoft)SharePoint Server 2010」となり、名称から「Office」が外れる

 そして、SharePoint Serverのベースとなる無償ソフトウェアの名前は「Windows SharePoint Services 2007(WSS)」から「SharePoint Foundation 2010」になる。MOSSとWSSは名称が似ており役割の違いがわかりにくかったが、2010版では無料版が「Foundation(基礎)」となることで、位置づけが明確となった。

 もう1つ大きな点としては、これらの製品群全体を表わす「SharePoint 2010」という名称が作られた。このSharePoint 2010には、検索技術の「FAST Search Server 2010」、オンラインサービスである「SharePoint Online」、カスタマイズツールである「SharePoint Designer 2010」、Grooveの後継である「SharePoint Workspace 2010」なども含まれる。各製品にはEnterprise/Standardなどのエディションも用意されており、SharePoint 2010は多くの製品からなるファミリーとなっている。

製品数が増加したSharePoint 2010ファミリー

 SharePoint 2010の発売時期は今年の6月頃で、SharePoint Designer 2010以外のソフトウェア製品は、これまでと異なり64ビット版のみの提供となる。販売形態はライセンスのみでパッケージ版は提供されないが、これは2007版と同様だ。

SharePoint Server 2010にはStandardとEnterpriseの2エディションが用意される

 デスクトップ製品であるSharePoint Designer 2010は32ビット版も提供される。また、現在SharePoint Server 2007がベースとなっているSharePoint Onlineについては、SharePoint 2010ベースへの移行も予定されているが、詳細の発表はソフトウェア製品の発売以後になるようだ。

(次ページ、「GrooveはSharePointのオフラインクライアントに」に続く)


 

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