Core i5-750+ビデオカード構成の パフォーマンスをチェック
ここまでに紹介した構成と比較してみた。とくにCPUの性能をみる「CHINEBENCH R10」と「動画エンコード」の結果には注目だ。最大で670MHz違う動作クロックによる差と、ハイパースレッディングによる仮想的な4スレッドと物理4コアによる4スレッドの性能差を見極めよう。また、ミドルレンジのビデオカードとCPU内蔵の性能も楽しみだ。
なお、OSは32bit版で統一させているのでi5-750構成はOSから3GB弱が認識されている状態になる。
テスト環境 | |
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CPU | Core i3-530(2.93GHz) Core i5-661(3.33GHz) Core i5-750(2.66GHz) |
マザーボード | BIOSTAR「TH55B HD」(Intel H55 Express) ASRcok「H55DE3」(Intel H55 Express) GIGABYTE(Intel P55 Express/ATX) |
メモリー | DDR3-1333 SD-RAM(PC3-10600)1GB×2枚 DDR3-1333 SD-RAM(PC3-10600)2GB×2枚 |
ビデオカード | H55(Intel HD Graphics) Radeon HD 5750 |
HDD | WesternDigital「WD Caviar Green WD10EADS」(1TB) |
電源 | サイズ「GUNTER-BK」(ケース内蔵500W電源) アクティス「AC600-11B/W」(ケース内蔵600W電源) HEC「HEC-700TE-2WX」(700W) |
OS | Microsoft「Windows 7 Home Premium」(DSP) |
物理コア数の違いが大きく影響
CHINEBENCH R10
シングルCPU時のスコアーは動作クロックが3.33GHzのi5-661がトップだが、マルチCPU時は物理コアが4つとなるi5-750がダントツのスコアーを叩き出した。i3-530、i5-661ともにHT機能により4スレッドで計測されているが、物理4コアにはかなわないことを窺わせる結果だ。また、シングルの結果では動作クロック2.66GHzのi5-750が2.93GHzのi3-530に勝っている。これはターボ・ブースト機能が影響した結果でi5-750の計測時の動作クロックは約3.18GHzになっていた。
PCMark05
システム全体(Overall)の性能はビデオカードの有無も影響しているので、一概に比較はできないが、ビデオカード+物理4コアでi-750が大きくスコアーを伸ばしている。CHINEBENCH R10ほどではないがCPU性能を表すCPUスコアーも、物理4コアと3次キャッシュの容量が影響して、i5-750が勝利している。なお、i5-750環境はメモリ容量が他の構成より多いがPCMark05は容量よりも速度が影響してくるため、2GBと3GB弱の差は微々たるものと思って問題ない。
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