NVIDIA TeslaとAMD FireStreamを選択可能
サードウェーブ、Core i3搭載のGPGPUマシン「Fractica i3」
2010年02月24日 06時00分更新
2月23日、サードウェーブは並列演算処理に特化したGPGPUコンピューティングPC「Fractica(フラクティカ)シリーズ」において、NVIDIAのTeslaとAMD FireStreamの両方に対応する最新機種「Fractica i3」と「同 i3R」の販売を開始した。
「Fractica i3/i3R」は、1月8日に発売されたばかりのCore i3 530(2.93GHz)を搭載するPCで、GPUカードとして
- NVIDIA
- GeForce 8400GS(画面表示用)
- Tesla C1060(演算用)
- AMD
- FireStream 9250/9270(画面表示と演算の兼用)×2枚
を選択できる。
対応OSはLinuxもしくはWindowsで、最新の「CUDAツールキット」がセットアップされた状態で提供される。CUDAはNVIDAによるGPU開発の統合環境で
- nvcc C コンパイラ
- CUDA FT and BLAS ライブラリ for GPU
- プロファイラー
- gdbデバッガ for GPU(Linuxのみ)
- CUDAランタイムドライバ
- CUDAプログラミングマニュアル
が含まれている。
価格(税込)は、タワー筐体のFractica i3が7万4000円から、4UラックマウントモデルのFractica i3Rが8万5500円から。どちらも価格にはGPUは含まれておらず、Tesla C1060(4GB)が12万2000円、FireStream 9250(1GB)が12万5000円などとなっている。
