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物欲AVコモノ道 第41回

HDD付きでも3万円!アイ・オーの多機能チューナーを試す

2010年02月15日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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今回はアイ・オー・データ機器の外付けHDD「HDCN-U1.0A」を利用して、HVT-BCT300の予約録画機能をチェックした。なおHDCN-U1.0Aは、USB端子を持つ東芝の液晶テレビ「REGZA」シリーズにも対応した外付けHDDだ

今回はアイ・オー・データ機器の外付けHDD「HDCN-U1.0A」を利用して、HVT-BCT300の予約録画機能をチェックした。なおHDCN-U1.0Aは、USB端子を持つ東芝の液晶テレビ「REGZA」シリーズにも対応した外付けHDDだ

低価格テレビと組み合わせて機能アップ!

 総体的に見て、チューナー、そしてメディアプレーヤーとしての機能は実用的で、不満を感じることはなかった。

 ただ、USB接続のHDDを利用した録画に関しては、機能不足を感じてしまう。特に毎週同じ時間に放送される番組でも、毎回番組表から設定しなければならないのは正直厳しい。

 また、番組表も1局しか表示されないため、予約したい番組を探すのも苦労してしまう。もし録画機能に期待しているのであれば、こうした点に注意してほしい。

 このHVT-BCT300のユーザーとして、まず考えられるのはアナログテレビを使い続けたいと考えているユーザーだ。D端子、あるいはコンポジットのアナログ端子を利用することになるが、既存のテレビを手軽に3波対応にできるメリットは大きい。

 ただ、それ以上にニーズが大きいのではないかと思われるのが、低価格帯の液晶テレビ、あるいはパソコン用の液晶ディスプレーと組み合わせるという使い方だ。

 各社とも液晶テレビのラインナップは幅広く、録画機能を搭載しネットワークにも対応する高価格帯の製品から、地デジチューナーを搭載するのみという普及価格帯の製品まで用意している。そのローエンド液晶テレビとHVT-BCT300を組み合わせて、ハイエンドモデルに近い機能を実現することも可能。例えば、録画機能のないシングルチューナー内蔵テレビが、録画機能付きWチューナーテレビになる、ということだ。

 低価格化が進むパソコン用液晶ディスプレーと組み合わせて、安価に地デジ環境を構築するといった用途にも利用できる。パソコンに地デジチューナーを追加しても同様の環境を実現できるが、わざわざパソコンを立ち上げずにテレビが見られることにメリットを感じられるのであれば、HVT-BCT300という選択肢は十分にあり得るのではないだろうか。

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