外観はCX2とほぼ変わらず
ボディサイズは従来と同じ幅101.5×奥行き29.4×高さ58.3mm、重量は約206g(付属電池およびSDメモリーカード含む)。コンパクトなボディから電源ONとともに伸びるズームレンズはリコー独自の「リトラクティングレンズシステム」を採用している。
光学ズームレンズの効果の違い
レンズ自体は従来の「CX2」から継承された光学10.7倍高倍率ズームで、画角は同様の28-300mm相当(35ミリ換算)となっている。従来どおり、レンズ先端からの1cmマクロの機能も用意されており、300mm時でも28cmまで接写できるのはうれしい。細かいところではデジタルズームは最大51.4倍と従来どおりだが、オートリサイズズームに関しては最大61倍(1710mm相当)へと倍率アップしている。
電源はリチャージブルバッテリー「DB-100」を使用。電池寿命は約310枚(CIPAガイドラインによる) となっており、従来の「DB-70」(約290枚)よりも寿命は向上している。今回テストした限りでは、普段あまりフラッシュを使わない撮影が多いユーザーであれば、それ以上の枚数の撮影ができそうだ。
細かいところではあるが、記録画素数が16:9/4:3/3:2/1:1とマルチアスペクトに対応。リコーのデジカメなら当然と感じるようになってきた。
画像設定による変化
暗所でも安心して使える1台
今回のモデルチェンジでは基本的にセンサーとその周辺の回路を含めた部分が改良されている。見た目の変化に乏しいので地味な変更と言われるかもしれないが、確実に従来機よりも画質向上が見込める。
特に暗所での撮影機能が強化された点は、シーンオートが装備されたことと相まって、より初心者に優しいデジカメになったように感じた。