妄想100%!? 個人的に搭載してほしい新機能
ここからは、完全に個人的な予想と妄想によるものなので、実際に具体的な製品の存在を知っているわけではないことをお断りしておく。
薄型テレビに関しては、DLNA(動画・静止画・音楽)対応、録画機能(長時間録画対応)、ネットワーク機能(動画配信)が小画面モデルでも標準になって欲しい。すでにそれなりの需要がある2台目テレビには、これらの機能が必須だ。
さらに言うなら、パソコン用ディスプレーとしても使える17~24V型クラスのモデルには、立派なスピーカーと高音質回路も搭載し、iPod用スピーカーとしても使えるようになって欲しい。
つまりは、小型・大型を問わず、薄型テレビがレコーダーやパソコン、iPodなどを接続するエンターテイメント・ハブになる発想だ。iPodが繋がって、別室にあるパソコンの中の音楽や映像データ、レコーダーで録画した番組も手軽に高画質・高音質で再生できるテレビなんて、考えるだけで今すぐ欲しい。
そして、レコーダーはもうテレビ録画だけでは厳しい。あるいは、東芝の「CELL REGZA」の全チャンネル録画など、「録画テレビ」ではやらないようなレベルまでテレビ録画を極めないと商品価値がなくなると心配している。
すでに三菱からHDDとBDを内蔵した「レコーダー内蔵テレビ」が登場している以上、レコーダーには新しい魅力が必要だ。BDへのダビングや編集が強みならば、それをマニアックなレベルにまで特化して、編集機グレードの使いやすい編集機能の搭載などを目指してもいい。ジョグ/シャトルダイヤルを復活させてくれたら、それだけで買う(マニアックすぎるか?)。
どうやら、欧米でレコーダー文化は定着しないようで、今のところレコーダーは国内だけの小さい市場のため、成長の余地はないかもしれない。しかしながら、大容量HDDに、テレビ放送も市販ソフトもなにもかも突っ込んでしまう、AV用ジュークボックスのような製品はアメリカでは大ヒットすると思うし、きっとビジネス面や著作権保護の問題などの解決も含めて、先に実現されてしまうはず(パソコンで)。ここで先行できないと、レコーダーはダメになると断言してもいい。
レコーダーに関してはかなり厳しいものになってしまっているが、期待が大きいからこそ、現状に不満を覚えるものと理解してほしい。実際、一番楽しみなのがこれから登場する新しいBDレコーダーだ。
今年も夢のある製品がたくさん登場することに期待したい。